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あなたの町のふれあい・助け合い
毎号全国の在宅福祉サービス団体数をご紹介しています
 
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ブロック別在宅福祉サービス団体数
四国ブロック
徳島県 9( 3)
香川県 16( 3)
愛媛県 8( 3)
高知県 16( 1)
合計 49(10)
(さわやか福祉財団調べ)
 
ふれあいだより
●一粒の会
(兵庫県洲本市本町2−2−20 TEL/FAX 0799−23−1216)
 
 淡路島東域に位置する洲本市。お互いに学び合い、助け合い、ふれあう地域づくりを始めて20年が経ちました。会としては、友愛訪問、ふれあいサロン等の介護予防活動のほか、ホームレスの方への支援や環境美化など幅広く活動しています。また、会員が個人としても子育て支援など自然に隣近所で助け合っています。この20年間で、地域福祉も活発になってきたと感じると同時に「いつでも、誰でも、自由に立ち寄れる“場”づくり」という原点にもう一度戻ることが必要ではないか、と改めて考える今日この頃。個を大切にしたお互いに助け合える地域の家族会を目指しています。
【主な活動:ふれあいサロン、健康とふれあいのつどいなど】
 
2002年9月号 さぁ、言おう
さわやか福祉財団
 
表紙絵から
●フクロウ●
 
『さぁ、言おう』投稿募集
あなたの意見を社会へ生かそう
『さぁ、言おう』は皆様の声を社会につなげる問題提起型情報誌です
ぜひ皆様の声をお寄せください
『さぁ、言おう』では、取り上げたテーマに対する読者の皆様からのご意見・ご感想、あるいは普段気になるテーマに基づいた体験記や提言などを随時募集しています。
常設テーマ
地域の助け合い活動について
 ふれあいボランティアやNPOの活動から得たとっておきのエピソード、あるいは活動上の問題・疑問など。
生き方について
 年齢に関係なく前向きに意欲的な人生を過ごしている方、波乱万丈の人生の中でも負けずに新たな道に進もうとしている人など、皆様の身近にいる素敵な方々をご紹介ください。
制度・施設について
 この制度・施設ここがいい、ここを直してほしいなど、体験談や具体的なアイデアなど。
その他自由随筆など
投稿の方法
●字数や回数制限はありません。
 ただし、掲載にあたっては誌面の都合上、編集要約する場合がありますので予めご了承ください。
●一般投稿は形式は問いません。本誌添付の投稿ハガキなどもご自由にご利用ください(ただし原稿はお返しできません)。
●投稿は、事情が許す限り本名でお願いします。ただし掲載時には匿名、あるいはペンネームの使用も可能ですので、その旨お書き添えください。
●投稿時には、お名前のほかにご住所、連絡先お電話番号をご記入ください(内容により質問させていただく場合があります)。性別、年齢もよろしければお書き添えいただければ、大変参考になります。
送付先
〒105−0011
東京都港区芝公園2−6−8
日本女子会館4階
財団法人さわやか福祉財団
『さぁ、言おう』編集部宛
FAX 03(5470)7755
E-mail pr@sawayakazaidan.or.jp
 
挑戦―幸福(しあわせ)づくり
したいことをする自由
堀田 力
さわやか福祉財団理事長
 
私は、子どもだった頃から、何度も転宅して、新しい地域で暮らす体験をしてきた。だから、未知の地に移り住むことはおっくうではなく、むしろ、何か知らない楽しいことが起きるかも、という好奇心が湧く。
しかし、生まれて以来ずっと同じところで暮らしてきた人の多くは、未知の地を怖がる。日本は、今、そういう人々と同じように、新しい体験を怖がっているように思える。
 
 人は、他に被害を及ぼさない限り、したいことをして生きるのがもっとも幸せである。私は、そう信じているが、今の日本人は、したいことをする自由をどれだけ持っているだろうか。
 子どもの頃、親のしつけを受けるのは当然であるが、親は、ただ親の安楽のためだけに、子どもの行動を制限していないだろうか。
 青少年は、学びたいことを学ぶ自由を与えられているか。答えは、絶望的にノーであろう。画一的偏差値を唯一の価値基準とする教育システムと社会的評価によって、学びたいことは学べず憶えたくないことをシャニムニ憶えさせられている。
 そして、就職。偏差値的学歴評価によって輪切りにされたため、したい仕事を選ぶ自由はほとんどない。
 自ら事業を起こすには、許認可の壁、資本の壁、世間の壁などさまざまな障害があって思うにまかせず、いったん失敗したり脱落したりすると、回復不可能なマイナス評価を背負わせられる。
 家庭内のもめごとや家族の不始末についても社会的責任を問われ、身なりや服装についてまで横並びの枠をはめられる。
 自由主義社会の日本であるにもかかわらず、私たちの周りには無数の透明な鉄格子が張りめぐらされており、気兼ねなく自由にやれることといえば、読みたい本を読むこと、一人居るときに見たいテレビを見ること、財源と時間が許す範囲の買い物と趣味、気の合う人とのおしゃべりといった程度の、ささやかな楽しみごとに限られる。心が躍り血が湧き上がるようなチャレンジをし、人生の興奮と充実感を味わうことは、まずできない。
 これでは、日本人、元気が出るわけはなく、日本社会が活気づくはずはないではないか。
 この閉塞状態を打ち破る活動が、ひとつだけある。それが、ボランティア活動である。自分がしたいボランティア活動を自分がしたいようにして元気を付け、その力で日本社会の見えない鉄格子を打ち破りたい。そうしないと、私たちの子や孫に申し訳が立たない。







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