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バックナンバーのお知らせ
BACK NUMBER
 
 『さぁ、言おう』の最近6か月のバックナンバーの内容の一部をご紹介します。
詳しくは編集部までお問い合わせください。
 
『さぁ、言おう』2002年6月号
●挑戦―幸福づくり/数億の仲間の協力で誕生した尊い命
●インタビュー/長瀬 淑子さん
●特集/「市民参加型生涯学習システム」とは
●ふれあい活動奮戦記/NPO法人クローバー・サービス(京都府)
●わたしの一歩/野村 正樹さん
 
 
『さぁ、言おう』2002年5月号
●挑戦―幸福づくり/「自ら生きる人生」は至極の味わい
●生き方・自分流/鏑木 陽子さん
●特集/人生を変える!
●ふれあい活動奮戦記/NPO法人ふれあい天童(山形県)
●わたしの一歩/川淵 三郎さん
 
 
『さぁ、言おう』2002年4月号
●挑戦―幸福づくり/物の豊かさはどこまで必要か
●座談会/さわやか福祉財団研修生7名を囲んで
●特集/官民の人事交流はどこまで進んでいるのか?
●ふれあい活動奮戦記/たかもり助け合いの会びすけっと(長野県)
●わたしの一歩/見城 美枝子さん
 
 
『さぁ、言おう』2002年3月号
●巻頭言/ふれあい事業に対する法人税課税は正当か
●特集/こんな一人暮らしもいいもんだ 沖縄県佐敷町を訪ねて
●特集介護保険/介護相談員って何? 市民の視点でサービスの質向上に役立つ
●ふれあい活動奮戦記/NPO法人北九州あいの会(福岡県)
●生き方・自分流/武永 賢さん
 
 
『さぁ、言おう』2002年2月号
●対談/日本でも始まった治療の事前指定とは 二ノ坂保喜さん
●特集/老親と離れて暮らす 子の思い、胸の内
●特集介護保険/要介護認定の仕組みの見直しは進んでいるか?
●ふれあい活動奮戦記/NPO法人いぶりたすけ愛(北海道)
●団体情報/東海・北陸・近畿・中国・四国ブロック
 
 
『さぁ、言おう』2002年1月号
●巻頭言/学校協力勝手連のすすめ
●特集/学校へ行こう!
●特集介護保険/高齢者の居場所は官も民も皆で支える自立支援住宅に
●ふれあい活動奮戦記/NPO法人たすけあい佐賀(佐賀県)
●生き方・自分流/井筒 紀久枝さん
月刊『さぁ、言おう』は、“活動する”投稿情報冊子です。
7月号掲載記事連絡先
■NPO法人 福祉サポートセンターかかみがはら
〒509−0145
岐阜県各務原市鵜沼朝日町4−259−2
TEL/FAX 0583(79)1269
■伴 史郎・敬子
〒221−0844
神奈川県横浜市神奈川区沢渡38−6
TEL 045(312)7263
■大阪府立松原高等学校
〒580−0041
大阪府松原市三宅東3−4−1
TEL 072(334)8008
FAX 072(334)8142
■もりのようちえん
〒480−1131
愛知県愛知郡長久手町大字長湫字根嶽29−7
TEL 0561(63)6366
FAX 0561(62)4785
編集後記
●先日、何か見た本だなあと思っていたら、古い『さぁ、言おう』を電車の中で読んでくれている人がいました! 滅多にない?光景だけに、感謝感激しつつもどのような人かと流し目で見つめていたところ、50代前後のサラリーマン風の方。本は相当年季が入った状態でしたが、じっくりと頁を見入ってくれていたのがとてもうれしかったです。新しい出会いはわくわくする歓び。でも古いものに出会うしみじみとした歓びもまた格別です。
(し)
 
『さぁ、言おう』ご購読のご案内
『さぁ、言おう』を毎月ご自宅に、事務所にお届けします!
たとえばさわやかパートナーとして・・・
 みんなで「新しいふれあい社会」を考える月間情報誌『さぁ、言おう』。さわやか福祉財団の賛助会員である「さわやかパートナー」にご入会いただいた皆様に毎月お送りしています。
 さわやかパートナーはさわやか福祉財団の活動を支援していただく制度です。年会費(個人)はAコース1万円、Bコース3千円で、いずれも『さぁ、言おう』購読料を含んでいます(両コースに特典の違いなどはありません。皆様に無理のないよう2種類の金額を設けています)。申込みは巻末に綴じ込みの赤い払込票がご利用できます(法人会員については別途お問い合わせください)。
たとえば年間購読制度を利用して
 『さぁ、言おう』には年間購読制度もあります。金額は送料込みで年額3000円です。職場の中で皆さんでどうぞご愛読ください。
たとえばプレゼント登録して郷里の両親に・・・
 『さぁ、言おう』を離れて暮らすご両親あるいはお子さんたちへ、あるいはお知り合いなどご指定の方にお届けします。「“さわやかパートナー”をプレゼントしたいので」あるいは「定期購読をプレゼントしたいので」などうれしい問い合わせが届きます。お金を出す方と送付先の方が違う場合のご活用方法です。
問い合わせ先
さわやか福祉財団
TEL 03(5470〉7751
E-MAIL
mail@sawayakazaidan.or.jp
(財団運営グループあるいは『さぁ、言おう』編集部までお気軽にお問い合わせください。)
ひとりごと No.83 堀田 力
(拡大画面:79KB)
わたしの一歩
山崎 章郎さん(医師)
母のひとことがホスピス医にしてくれた
 1988年の夏から2年を費やして『病院で死ぬということ』という本を書き上げた。悲惨な終末期医療の実態を一般市民に知ってもらいたかったからである。その前後には私はいくつかの転機を重ねて、今、ホスピスにいる。初めの転機はサリドマイド児を手術する整形外科医の新聞記事を読んで感動し、医師になろうと決心した高校3年の夏。第二の転機は学生運動に挫折して医学部を卒業したものの整形外科医になるという目標を失い霧に閉ざされていたとき。そして船医として南極海の洋上で読んだ一冊の本との出会いである。E・キュブラー・ロス著『死ぬ瞬間』だ。
 木から落ちて瀕死の重傷を負った男が自分のからだを病院でなく家に運ばせ枕もとに家族を呼んでお別れをし、皆に見守られて亡くなる。この患者に必要なのは鎮痛剤よりも、その人が好きな1杯の葡萄酒、輸血よりも、その家で作った1匙、2匙のスープではないか・・・という場面に衝撃を受けた。お陰で末期がんのような終末期の患者に蘇生術を施す我が国の終末期医療は医者の自己満足に過ぎないことを知り、また、何の疑いもなく、それをしてきた自らの誤りに気づいて勤務先の病院でターミナルケア研究会をつくり、ロスの啓示を実践に移す。
 そんな私をホスピスに導いてくれたのは母である。聖ヨハネ会桜町総合病院からホスピスをつくろうと誘いを受け、どうしようかと悩んでいたとき、たまたま、母が肺がんを発病し手術を受けた。『病院で死ぬということ』を読んでいた母は「お前はホスピスをやりたいというけれども、再発したら、そこに行きたい」と漏らした。そのひとことが私の背中を押して外科医からホスピス医にしてくれたのである。







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