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Q. 世界一周100日の間、船の生活はどのような感じ?
 
A. 船旅は、スケジュールに追われた飛行機での旅や日常生活とは違う時間の過ごし方を楽しめるものです。毎日表情の変わる海を眺めたり、プールで泳いだり、読書をしたりと、自分の思うがままの生活が楽しめます。また、船側も盛り沢山の催し物を用意しています。朝の体操から夜のダンスタイムまで、エアロビクスなどフィットネス、カルチャースクール、ゲームカジノ、華麗なミュージカルショー、エンターティナーショーなど、どうスケジュールを組んでも全部参加しきれないほどです。
 
 寄港地では、その地の特色にあった様々なオプショナルツアーや、次の寄港地まで地上の旅を楽しむオーバーランド・ツアーなどが用意されていて、こちらも楽しみの一つです。
 
 一歩船に足を踏み入れたら、食事や掃除などの心配は何もありません。セルフの洗濯室は24時間いつでも使うことができます。美容室やエステティックルーム、マッサージルームも完備されていますし、具合が悪くなった時は、診療室でいつでも診てもらえます。陸上にいるのと殆ど同じ生活ができるわけです。自由な時間を思う存分過ごす事ができます。
 
 
Q. ドレスコードって何?
 
A. クルーズ中、催しものに合わせた服装の目安が指定されます。これをドレスコードと言います。船旅の雰囲気を高める重要な要素の1つです。
 ドレスコードには、カジュアル、インフォーマル、フォーマルが基本ですが、最近では、エレガントとかスマートなど、より自由な服装の指定が行われるようになってきています。ドレスコードは原則として、夜の時間をより楽しく過ごせるように、その日の深夜まで続きます。
 
☆カジュアル=軽装
 ポロシャツ、スラックス、スカートなど、リラックスできる服装です。
 ただし、ディナーにTシャツや短パンなどは、マナー違反です。
 
☆インフォーマル
 通常の会食や、堅苦しくない場合のパーティー時の服装が目安です。
 男性はスーツ、ジャケットとネクタイ、女性はワンピースやブラウス、スーツ姿などです。
 
☆フォーマル
 正式な招待や本格的なパーティー時の服装と同様です。男性はタキシードやダークスーツ、ディナージャケットにブラックタイ、白いタキシードの方もいらっしゃいます。女性はカクテルドレスやイブニングドレス、和服の方もいらっしゃいます。アクセサリーや小物などを使って、それぞれお酒落を楽しんでいるようです。
 
 飛鳥の世界一周クルーズでは、平均100日間のうち、フォーマルが7回、インフォーマルが16回、残りはカジュアルな服装の日です。乗船すると、毎日各キャビンに配られる船内新聞「アスカデイリー」の表紙に書かれています。
 
 
Q. 世界最大の客船は、なんという船?
 
 
A. 世界最大の客船は、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル所属の“ボイジャー・オブ・ザ・シーズ”です。ノルウェー系の米国の客船会社ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが5億ドルを投じてフィンランドで建造し、平成11年(1999)11月に就航しました。
 全長310メートル、全高48メートルは20階建てのビルに相当する高さです。皆さんご存知の“タイタニック”の3倍もの大きさがあります。14万2千トンもの大きさがあるので、めったなことでは揺れを感じることはありません。
 「洋上のリゾート都市」や「海の上の街」などと呼ばれ、プールやカジノはもちろんのこと、ミラノのスカラ座を模したシアター、アイススケートリンクにもなるスタジオ、ロッククライミングウォールなど、とても客船とは思えないような施設が整っています。
 
《ボイジャー・オブ・ザ・シーズ》船舶概要
■船籍/リベリア
■総トン数/142,000総トン
■全長/311.02m
■全幅/48.01m
■喫水/8.8m
■航海速力/最高22ノット
■主機関/ヴァルチラWartsila(ヴァルチラ)、12VA46C×6基
■乗組員/1,181名
■客室数/1,557室
■乗客数/3,144名







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