日本財団 図書館


開催概要
I. 名称 企画展「灯台を知ろう」
II. 開催趣旨 11月1日は「灯台記念日」です。今から134年前の昔、明治元年(1868)11月1日に、日本最初の西洋式灯台である「観音埼灯台」の建設が始まったのを記念して制定されました。航路標識の1つである灯台は海の道しるべとして、船の安全な航行には欠かすことが出来ません。現在、全国に5000基以上ある航路標識は大きく光、音、電波を利用した標識、そしてその他の4種類に分けられています。灯台は光を使った標識に含まれ、全国に3000基以上あり、最も多く存在する標識です。
    近年、海の道しるべである灯台は、地域の特色を表現したデザインを盛り込み、地域のシンボルとして市民に親しまれるよう、デザイン化された灯台も建設されてきています。
    灯台記念日をきっかけに、「日本最初の西洋式灯台は?」「どうやって光っているの?」など灯台の歴史、種類、機能をパネルで紹介しました。
III. 開催場所 船の科学館3階マリタイムサルーン
IV. 開催期間 平成14年10月26日(土)〜11月17日(日)
V. 開催期間中の
  入館者数(本館)
16742人
VI. 主催 船の科学館/第三管区海上保安本部 東京航路標識事務所
VII. 内容  
1. パネル展示
―灯台の歴史―
 明治2年、観音埼灯台が完成し、初めて日本の海を灯台の光が照らしました。日本の灯台としての歴史の始まりである観音埼灯台を中心に、灯台の歴史を紹介しました。
 
―灯台のしくみと種類―
 光を放ち、安全な航海のため重要な役割をしている灯台。そこで、灯台の光る仕組みやレンズの構造をパネルで紹介しました。また、光で危険な岩礁や航路を示す光波標識、霧などで光が届かない時に音で知らせる音波標識、電波の手段で船に位置や方向を知らせる電波標識についても紹介しました。
 
―灯台50選―
 平成10年11月1日の第50回灯台記念日の行事として、日本の灯台の灯台50選が投票により選ばれました。全国にある3000基以上の様々な灯台から選ばれた灯台50基を紹介しました。
 
―デザイン灯台―
 最近では、周囲の環境や景観にマッチした灯台をデザインし、その地域のシンボルとなるような灯台が建設され、市民に親しまれています。これらの灯台は灯塔本体の形状をデザイン化したものと、標準的な灯塔にシンボルを表す形象物を付けた物があります。そこで、全国に建設されているデザイン灯台の一部を紹介しました。
 
2. 実物展示
 別添のとおり
 
3. ビデオコーナー
 観音埼灯台の建設、120周年を記念して制作された、「日本の航路標識」のビデオ上映を行いました。
 
4. 参加コーナー(10月26・27日、11月2・3・4日開催)
 海上保安庁のマスコット「うみまる」「うーみん」のぬりえ、や灯台ペーパークラフト、灯台記念日の手作りハガキとスタンプなどの工作コーナーです。
 
5. 添付資料
(1)ポスター・チラシ
(2)実物展示のリスト
(3)展示の配置図
(4)アンケート結果
(5)開催状況写真
(6)新聞掲載状況のコピー
(7)展示に用いたパネル
(8)塗り絵
 
(拡大画面:209KB)
 
実物展示のリスト
(1)アセチレンガス灯器     1基
(2)フレネルレンズ     1基
(3)H型点灯制御装置     1式
(4)200m灯ろう(赤、緑)     2式
(5)マーキング装置     1個
(6)灯台各種電球     14個
  (1)A-2電球 100V 1500W  
  (2)A-4電球 100V 750W  
  (3)A-7電球 100V 100W  
  (4)B-4電球 100V 500W  
  (5)E-2電球 24V 200W  
  (6)C-1電球 24V 300W  
  (7)C-2電球 24V 100W  
  (8)D-0電球 24V 50W  
  (9)D-1電球 12V 25W  
  (10)D-2電球 12V 10W  
  (11)メタルハライドランプ   400W  
  (12)メタルハライドランプ   150W  
  (13)高圧ナトリウムランプ      
  (14)ハロゲンランプ 100V 500W  
(7)灯台表第1巻(平成14年度)     1冊
(8)灯台のペーパークラフト(完成品)     18個
 
船の科学館「3階記念室」展示改装工事 実施設計図
(拡大画面:151KB)







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION