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資料の保存整備
 
 近年における先人達の諸活動の結果、生み出された数々の製品や資料などを正しく評価し、「20世紀の産業遺産」として伝承することは、21世紀を担う青少年に対して、その意義の理解と創造への新たな挑戦を促すために極めて重要です。
 船の科学館が保存展示する“宗谷”、“羊蹄丸”、二式大型飛行艇及び安乗埼灯台、大瀬埼灯台は、ともに我が国の歴史と文化への理解を深めるうえで、極めて重要な遺産となるべきものです。船の科学館では、これら屋外に展示する資料を恒久的に保存するために定期的な整備をおこなっています。
 なお、平成14年度は新たに日本の木造船の調査・研究事業の環として、干葉県九十九里地区の木造漁船を取得し、同漁船の構造や特徴を調査するとともに保存整備に着手しました。
 
 船の科学館では、屋外展示資料を良好な状態で保存することを目的として、定期的な整備事業を実施するとともに、日常的整備作業を行っております。
 
 
 
 船の科学館では、千葉県九十九里地区で昭和30年代に使用されていた木造漁船の寄贈を受け、同漁船の構造や特徴を調査するとともに保存整備作業に着手しました。
 
 
九十九里地区木造漁船の調査風景







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