あいさつ
(財)全国消防協会
会長 杉村哲也
本日、ここ名古屋市において、第三十一回全国消防救助技術大会を開催いたしましたところ、石井消防庁長官、神田愛知県知事をはじめ、多数のご来賓のご臨席を賜り、このように盛大に開会できますことを厚くお礼申し上げます。
さて、この大会は、各種災害から地域住民の安全を守るため、全国から選抜された救助隊員が一堂に会し、救助技術の向上と錬磨、研さんを図ることなどを目的として、昭和四十七年から実施しているものであり、今回で三十一回目を迎えました。
この間、我が国の消防救助技術は、隊員の皆さんのたゆまぬ訓練の積み重ねと、各消防本部並びに関係機関の各種資器材の改良・開発、活用技術の研究により、着実に向上しております。
また、各隊員は、本大会への参加を通じ、隊員相互の交流をはじめ、強靱な体力と精神力の養成など、多大な成果を挙げてまいりました。
これらの成果は、国内の災害における緊急消防援助隊の活動はもとより、海外での国際消防救助隊の活動に遺憾なく発揮され、高い評価を得ております。
しかしながら、地域住民の安全を脅かす災害は後を絶たず、各種自然災害や多数の犠牲者を伴う火災の相次ぐ発生により、地域住民の安全に対する関心は一段と高まりをみせ、消防に寄せる期待は益々大きくなっております。
参加隊員の皆さんは、本大会において、これまでの訓練成果を存分に発揮し、所期の目標を達成するとともに、今後、より一層救助技術の錬磨・向上に努め、地域住民の負託に応えられるよう切望いたします。
結びに、ご列席の皆様のますますのご健勝を祈念申し上げ、挨拶といたします。
あいさつ 名古屋市長 松原武久
祝辞 消防庁長官 石井隆一
祝辞 愛知県知事 神田真秋
祝辞 (財)日本消防協会会長(代理) 杉原正純
開会宣言・閉会宣言 名古屋市消防局長 小川誠
審判長指示 北九州市消防局長 渡邉崇浩
次期開催地あいさつ 仙台市消防局長 山内伸一
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