7)油水分離器
噴孔の小さい燃料弁を使用する直接噴射式の機関は、燃料中に含まれるゴミや水分などの不純物を嫌うため、機関据付け配管工事を行う時には油水分離器を沈澱槽の後へ取付ける事が望ましい。構造は2・114図の通りであり、内部に特殊なエレメントが入っており、燃料油が通過する時に水分やゴミなどの不純物を遮断し底部へ沈澱させるようになっており、下部に堆積する不純物は時々コックを開き排出する。油水分離器は大形の排出コックを設けた種の燃料フィルタであり、内部のエレメントは、一定期間使用すると効果が低下するので定められた時間で交換する必要がある。又少なくとも一日に1回は沈澱槽同様にドレンプラグ又はコックを開き不純物を排出しなければならない。
2・113図 金網式コシ器
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2・114図 油水分離器
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なお、使用燃料油中に含まれる水分や不純物などの多い粗悪燃料を使用することが当初から判明している大形機関においては2・115図に示すような遠心式油水分離器(ピューリファイヤ)などの併用を検討する必要がある。
2・115図 清浄機の回転体
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