■掘り起こされた地域資源
椎葉村の諸条件から浮かび上がってきた「水」を渓谷・滝・湧水・湖面の4種に分類し、整理する。
<渓谷> |
中の瀬渓谷、中塔渓谷及び湧水、尾前渓谷。椎葉村は、三大水系の源流で村内全域に豊かな「渓谷」が連なる。事業推進の中で線的な「渓谷網」と、面的な「渓谷の村」として捉える契機とする。 |
<滝> |
落水の滝、荒河内滝周辺、白水の滝、尾手納とどろ。村内に多く存在する滝の中には、人目に触れにくい場所にあるものも多い。それらは歩道の整備だけに留め、秘匿性を魅力とする自然資源として活用していく。 |
<湧水> |
鶴富姫化粧の水、よこ井水、長寿の水、川の口湧水。村内には多くの銘水・湧水があり、更に発見して、保護・活用をしていく。自然の賜物である“天然のミネラルウォーター”といった感覚で村内で気軽に飲めることを目指す。 |
<湖面> |
岩屋戸ダム、村内にはダム湖が3箇所存在する。今後、ダム本来の機能と共生した、観光拠点としての新たな湖の活用法を検討していく。 |
■掘り起こされた地域資源を使って取り組むテーマ及び内容
ア. テーマ
「銘水の郷づくり」
・源流域の環境維持
・癒しの場としての活用
・銘水を活用した産業おこし
イ. 取組内容
(1)銘水守の育成
・「銘水守」の設立と育成
・「癒水処」の管理、
・来村者への案内役としての位置付け
(2)癒水処の整備
・名水の選定と、銘水ネットワークの構築(例)「椎葉八銘水」
・癒水処の休憩拠点としての整備
・「銘水・癒水処マップ」の作成
・「銘水巡りツアー」の実施
(3)三大河川釣り大会の実施
・三大河川の釣り大会の実施
・集客イベントの企画(例)大会前夜祭
(4)岩屋戸ダムカヌー教室の開校
・「学童カヌー教室」の開校
・湖面利活用の模索
(5)「銘水の郷椎葉」ホームページの開設
■推進方法
ア. 推進主体
「村での生活者であり、村づくりの主役である椎葉村民が主体」
イ. 推進体制組織図
推進主体の考え方を基にした推進体制は下図のとおりである。
銘水の郷づくり推進体制
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■事業実施計画
事業実施計画に関して、取り組み内容を、一部を細分化し年次別に整理すると下のようになる。
ア. 平成14年度
平成14年度は“準備段階”とし癒水処を選定・整備を行う。
平成14年度事業実施計画
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イ. 平成15年度
「銘水・癒水処のマップ製作」と「銘水守の育成」を事業目標に定める。
・銘水守は地区住民を中心としたNPO的な組織とする。
平成15年度事業実施計画
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ウ. 平成16年度
銘水守が主体となった「銘水巡りツアーの実施」、「カヌー教室の開校」という2つの事業に取り組む。
平成16年度事業実施計画
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エ. 平成17年度
「銘水守毎のホームページ開設」と「3大河川釣り大会の実施」という2つの事業に取り組む。
平成17年度事業実施計画
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