村内の国道、県道、村道などの主な道路は、上椎葉から放射状にのびており、集落間の移動には上椎葉を経由するため、時間がかかる。部分的に幅員が狭くなっていたり、また、集中豪雨による崖崩れや路肩崩壊で道路が寸断されることがしばしばあるなど、通行に危険な箇所や通行しにくい箇所がある。主要な道路の分岐点には道路案内標識が設置されており、概ねの行き先は把握できるが、細かいところになるとあまりみられず、不慣れなドライバーにはわかりにくいところもある。林道網は発達しており、未舗装の林道を利用したラリー選手権が毎年開催されている。

　

　国道、県道の舗装率は100％であるが、村道については47％となっている（平成12年）。道路改良率については、国道265号は52％、327号は13％、388号は1.7％、県道142号は12.5％、村道は2.8％となっている。（平成12年）

　

　

　熊本市、高千穂町方面からは、国道265号を利用する。国見トンネルの開通により、峠を越える時間が大幅に短縮され、五ヶ瀬方面への利用者が増加している。

　日向市方面からは、国道327号を利用する。上椎葉と日向市を結ぶ路線バスのルートでもある。国見トンネルの影響で、日向市方面の利用者が減少した。

　南郷村へ続く国道388号と上椎葉をつなぐ村道に建設中の中山トンネル（仮）は、今年度中に開通する予定で、将来的には西都市、宮崎市までの道のりが大幅に短縮され、本村への観光客の入り込み増加が期待される。

　

　日向行きと村内路線合わせて8路線が運行している。

　1日片道3本運行している路線が多いが、土日が運休であったり、曜日が限定されている路線もある。