3. 土地利用
市域は87.73km2と広く、その形状は東西に細長く、中央部がくびれている。中央部が平坦地で、西が脊振山系、東が二郡山系の一部をなす山地となっている。
都市的利用は中央部の平坦地に集中しており、北東部、西南部は、農村地帯となっている。
(1)地目別土地利用
平成11(1999)年においては、田、畑が全体の16.4%、宅地が12.5%を占めている。これら以外の山林、池沼、原野などの自然環境の土地利用が約71%あり、市街地を囲む形で分布している。
図表1−9 地目別土地利用
(2)都市計画区域
市域の約50%が都市計画区域でそのうち市街化区域1,395ha,調整区域2,998haとなっている。市街化区域の約89%が住宅の用途地域で、商業系4.5%、工業系6.5%でベットタウン都市の土地利用、都市形態を示しているといえる。
本市では、鉄道駅を中心に市街地が形成されており、北部に西鉄・JR両二日市駅を中心とする古くからの既成市街地と南部のJR原田駅周辺に小郡・筑紫野ニュータウンの新市街地が形成されている。
一方で、郊外に大規模な住宅団地が飛び地的に開発されており、都市基盤整備上非効率な市街地が形成されている。
図表1−10 都市計画区域
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(3)人口集中地区
本市の人口集中地区は、昭和60(1985)年から平成12(2000)年の15年間に、人口、面積ともに約2倍に増加しているものの、密度はほとんど変化なく昭和60年当時を維持している。これは、市街地は拡大しながらも、空洞化せずに発展していることを示している。市域の南部の市境方面に市街地が拡大しており、これは主に小郡・筑紫野ニュータウンなどの住宅団地の開発によるものである。
図表1−11 人口集中地区の推移
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昭和60年 |
平成2年 |
平成7年 |
平成12年 |
S60年を1とした場合のH12の指数値 |
人口(人) |
27,480 |
36,462 |
47,321 |
53,235 |
1.94 |
面積(km2) |
4.1 |
5.6 |
7.7 |
8.0 |
1.95 |
人口密度(人/km2) |
6702.4 |
6511.1 |
6145.6 |
6654.4 |
0.99 |
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図表1−12 人口集中地区(昭和60年、平成12年)
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(4)公共公益施設
本市の公共公益施設は、基本的に鉄道沿線に集中しており、特に以前からの市街地である西鉄二日市駅、JR二日市駅周辺に病院や商業施設、市の公共施設が集中している。但し、病院や福祉施設の一部には、駅から離れている施設もある。
図表1−13 公共公益施設の分布
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