日本財団 図書館


(3)茨城キリスト教大学の施設・設備
(1)カウンセリング研究所
 茨城キリスト教大学附属のカウンセリング研究所は、わが国におけるカウンセリング発祥の地である。昭和30(1955)年に当時学園総長だったローガン・ファックス氏が設立したもので、日本に初めてロジャースのカウンセリング理論を紹介した。ロジャースのいう徹底した傾聴と共感的理解は、今でもカウンセリングの基本となっている。当時、毎年茨城キリスト教大学で行われたワークショップには、全国からたくさんの参加者が集まり、わが国のカウンセリングの歴史はここから始まった。
 
(2)言語文化研究所
 日本語も含めた外国語の効果的な教授法、異文化間コミュニケーション、国際理解教育など、幅広い研究活動を展開している。
 
(3)図書館
 平成4(1992)年から18歳以上の茨城県内居住者を対象に、年間1000円で図書の閲覧貸し出しを行っている。約220,000冊の蔵書と約1,700種の雑誌を所蔵している。AVライブラリーや所蔵データを検索するためのコンピュータ端末も設置されている。
 
(4)体育施設(テニスコート・体育館・グランド)
 
(5)チャペル・野外音楽堂・芸術館
 キアラ館(チャペル)では一般の方も結婚式をあげることもできる。
 また、学園宗教センターでは、県内の私費留学生の就学援助を目的として、10年以上も書き損じ葉書の収集を継続しているなど、学生とともにボランティア活動も行っている。
 
(4)教員・学生の居住地
 教員の約70%が茨城県内に在住しており、茨城県内でも水戸市在住が多く35%となっている。日立市内には17%が在住し、大学周辺に住んでいるのは約4%である。また、水戸市に次いで多い居住地は東京都で21%となっている。
 学生については、約96%が茨城県内に在住しており、日立市内在住が多く35%となっている。日立市内でも大学周辺である南部に住んでいるものは24%となっている。残りの61%は日立市外に住んでいる。内訳は水戸市、常陸太田市、ひたちなか市の順になっており、それぞれ13%、9%、9%となっている。残りは茨城県内全域から茨城キリスト教大学に通学してきていることがわかる。
 
図表 補−1 学生・教員の居住地
学生の居住地
 
教員の居住地







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION