はじめに
本書は、東京財団が主催する「虎ノ門DOJO(道場)」で、2002年11月から12月にかけて5回にわたり開催した「社会起業家シリーズ」の講演録である。
「虎ノ門DOJO」は、2001年10月、政治、経済、教育、社会などの今日の我が国が抱える諸問題を深く考察するとともに、先駆的なアイディアや最新情報の発信、さらには世に埋もれている人材の発掘を行うことを目的に開設した。
かねてより「虎ノ門DOJO」に若い人がたくさん来ないものかと思っていたところ、Centre for Active Community(社会起業家研究ネットワークCAC)に委託し、日本の社会起業家22事例を研究した「社会起業家事例研究プロジェクト」の報告会(2002年7月開催)において、人々のこの分野に対する関心の高さを知った。若い人が関心を持つテーマにすれば自然と人が集まってくる。そいうことで「社会起業家シリーズ」を開催することになった。
実際に色々な分野で活躍している方々の行動の背景やマネジメント、また事業に対する個人的な想いなどについてお聞きする場を、様々な立場にいる方々と共有できたことはとても有益であった。
本書は本シリーズの内容を関係各位に報告するとともに、より多くの方々が豊かな将来について考える際の一助になれば幸いであるという思いで作成したものである。
刊行にあたり、ご登壇いただいた講師の方々、またシリーズを通しご協力いただいたコーディネーターの方々に対し、心から敬意を表するとともに深甚な感謝を捧げるものである。
2003年3月
東京財団会長
日下公人
◎東京財団「虎ノ門DOJO」は、全体のテーマを「日本を考える」とし、通常、毎週火曜日午後12時30分から13時45分までの約1時間15分、日本財団ビル内(東京都港区赤坂1−2−2)にて開催中です。会費無料で、どなたでも自由に参加できます。詳しくは下記までお問い合わせください。
■ 虎ノ門DOJO事務局 ■
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