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表17 幼児ダミーを用いる場合の性能評価方法(案)
試験項目 試験方法 判定基準 備考
1. 着用試験  あらかじめ着用方法の説明を受けた試験者が、水着を着用し垂直に吊り下げされたダミーに救命胴衣を着用させる。
 着用に要する時間を測定する。試験者3名について行う。
1分以内であること。  
2. 飛び込み試験 (1) 水着の上に救命胴衣を着用させたダミーを水面からの高さが500mmであるプールの縁に座らせ、ダミーの肩部を押すことにより前方から水中に落下させる。落下後、ダミーの口が水上にでるまでの時間を測定し、その後、水面からの口元高さを測定する。この試験を3回繰り返し行う。

(2) 水着の上に救命胴衣を着用させたダミーを足から先に1mの高さから水面に落下させる。この場合、胴体部をやや前方に曲げた姿勢で吊り上げた後、落下させる。落下後、ダミーの口が水上にでるまでの時間を測定し、その後、水面からの口元高さを測定する。この試験を3回繰り返し行う。
(1) 口元が5秒以内に水上に出ること。口元は水面より上に位置すること。

(2) 口元が5秒以内に水上に出ること。口元は水面より上に位置すること。
ダミーの各関節は自由に動く状態にして試験を実施する。
3. 浮遊試験 飛び込み試験(1)終了後、垂直からの胴体角度及び水平からの顔面角度を測定する。 顔面を水上に支持し、垂直より後傾の姿勢で浮遊すること。 同上
4. 復正試験 (1) 水着の上に救命胴衣を着用させたダミーを水面に浮遊させ、手足を胴体と一直線状にした後、ダミーの肩を持って顔面が下向きの姿勢に回転させる。肩部を水平にした後、下方への力を加えないようにして手を離す。この試験を3回繰り返し行う。

(2) 水着の上に救命胴衣を着用させたダミーを水面に浮遊させ、手足を胴体と一直線状にした後、ダミーの肩を持って顔面が下向きの姿勢に回転させる。後方から軽く押し出すようにして手を離す。この試験を3回繰り返し行う。
(1) 5秒以内に口が水面上に出ること。

(2) 5秒以内に口が水面上に出ること。
同上
 
図10 幼児ダミー用水着の概要
(拡大画面:24KB)
 
本体布 2WAYポリウレタントリコット布
ファスナー 300mmコイルファスナー







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