日本財団 図書館


図で見る“宗谷”の移り変わり−1
(拡大画面:30KB)
耐氷型貨物船“地領丸”
 昭和13年(1938)6月10日竣工、ロイド船級100A型1耐氷構造の貨物船、辰南商船所属。
 (1)マイヤー型の耐氷船首構造、(2)若草色に塗られた船体、(3)後部無線室、(4)二重構造の船底、(5)三連成蒸気機関、(6)舵とプロペラ保護の尾端材、(7)載貨重量3,009トン(載貨内容積2,549立方メートル)、(8)8室12名分の旅客設備及び客用食堂、(9)英国製音響測深儀、(10)ファンネルマーク(栗林汽船チャーター時はマーク)
 
(拡大画面:30KB)
特務艦“宗谷”
 昭和15年(1940)6月4日改装工事完了、測量業務を主体とした特務鑑、日本海軍所属。
(1)8センチ高角砲1門装備、(2)ヤード増設、(3)見張所増設、(4)10メートル測量艇4隻装備、(5)1メートル半測距儀/高角双眼鏡増設、(6)後部無線室を撤去、探照灯1基増設、(7)ボイラーを艦本式に換装、(8)内火艇装備、(9)第3、4船倉に製図室、測量作業室、測量部食堂等新設、(10)25ミリ連装機銃1基装備、(11)船尾救命艇撤去、(12)音響測深儀を海軍制式に換装、(13)無線設備を海軍制式に換装
 
(拡大画面:28KB)
特務艦“宗谷”(改装後)
 昭和19年(1944)6月16日改装工事完了、運送業務を主体とした特務鑑、日本海軍所属。
 (1)10メートル測量艇4隻撤去、(2)艦橋上部に25ミリ連装機銃2基増設、(3)端艇甲板後部に25ミリ連装機銃2基増設、(4)測量部関係装備を撤去
 
(拡大画面:27KB)
引き揚げ船“宗谷”
 昭和20年(1945)9月27日改装工事完了、引揚げ船、船舶運営会所属。
 (1)8センチ高角砲撤去、(2)船倉内に臨時の引揚げ者用居室設置、(3)前部甲板上に仮設の手洗い所設置、(4)艦橋上部25ミリ連装機銃撤去、(5)探照灯撤去、(6)端艇甲板後部25ミリ連装機銃撤去、(7)端艇甲板後部に仮設の手洗い所設置、(8)後部甲板上に仮設の手洗い所設置、(9)後部25ミリ連装機銃撤去、(10)SCAJAP番号記入、(11)内火艇撤去、(12)国旗の掲揚不可
 
(拡大画面:27KB)
引揚げ船“宗谷”(終了後)
 昭和23年(1948)11月6日引揚げ業務を完了後改装、小樽に係船。
 (1)塗色を上部構造物白色、船体部を黒色に白帯入りに改める、(2)昭和24年(1949)1月より国旗掲揚が許可される
 
(拡大画面:29KB)
灯台補給船“宗谷”
 昭和25年(1950)4月1日改装工事完了、灯台補給船、海上保安庁所属。
 (1)船体全面を白塗装、(2)灯台補給船を示すLL01の記号、(3)船倉内に仮設した居室撤去、(4)前部、端艇、後部の各甲板上に仮設した手洗い所撤去、(5)ブルーの地にコンパスマークを描いた海上保安庁のファンネルマーク







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION