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12. 表面海水温を測ってみよう
【使用する道具】温度計
 1回目にバケツでくんだ海水は使いません。バケツを海水の温度でなじませて、2回目にくんだ海水の温度を測ります。
 海水の温度は、海の生き物にとっては、私たちにとっての気温と同じです。魚は温度にとても敏感です。
 
(1)バケツに結んであるロープの端(はし)は、手すりなどに縛って(しばって)おきます。 
 
(2)採水バケツを海面に降ろして、表面の海水をくみ上げます。
 
(3)1回目にくみ上げた海水は捨て、2回目にくみ上げた海水を使います。 
 
(4)採水バケツを速やかに風雨や日射の当たらない、物陰に持ち込み温度を測ります。 
(5)温度計の上の方をつまんで、採水バケツになるべく深くさし入れます。15〜20秒、ぐるぐる円を描くように攪拌します。
 
(6)2〜3回水温を測定し、温度計の動きが安定したときの数値を最終測温値とします。
 
採水した水を家に持って帰るときは、ビンなどに入れて採水した時間と場所がわかるようにしておきましょう。水はビンの口からあふれるまで入れてからふたをしめます。







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