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11. 透明度を測ってみよう
【使用する道具】透明度板(とうめいどばん)
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 水の澄み(すみ)具合を数字で表し、m(メートル)を単位とします。透明度は海面の波の大きさや、太陽の出方によっても変化します。これらの影響をなるべく少なくするため、太陽光などの反射のない日陰の海面で測ります。
 
 透明度を測ることで、光が届いている距離がわかります。
 光が届いている場所では、植物プランクトンが太陽の光で光合成をして酸素をつくっています(無機物から有機物をつくっている)。その酸素や有機物(または植物プランクトン自体)を動物プランクトンや魚が食べて、私たちがその魚を食べています。
 流れている潮の種類や場所によって、それぞれ透明度の平均値があります(日本近海の黒潮流域で20〜35m、親潮流域で3〜15m)。
 
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 ロープをゆっくりと降ろしながら、0.5mごとのメモリを読み取ります。
 透明度板を降ろしていくと、見えなくなる深さと見える深さの境目(さかいめ)があります。2〜3回ロープを上げ下げして、その境目を探しましょう。その境目のときのメモリが、透明度になります。







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