それでは哺乳類としてクジラというのはどういうものがいるのだろうか。よく四つ足で水辺を歩いていたらワニではないか、ワニのようなかたちをしているのではないかということですが、それはちょっと間違っています。ワニは卵を産みます。有袋類を哺乳類と考えるならば、いったんお腹の中に入れるのですが、哺乳類の場合は必ず母親から分娩されるというようなかたちになっています。
そういう点を考えると、クジラは哺乳類であることは間違いないのですが、哺乳類で分けるのであれば何かというと、化石で出るようなクジラ、これをムカシクジラという呼び名で呼んでいます。これは絶滅した種類ですが、それから派生したクジラがいます。それはハクジラというクジラと、ヒゲクジラというクジラです。現存するクジラは、ヒゲクジラと言われているひげを持っているものと、ハクジラという歯を持っているクジラです。
まだ海にはネッシーのようなものがいるとかそういうことを言われるのですが、哺乳類でネッシーとかそういったものに近いようなクジラの仲間がいるとはちょっと考えられません。それは何かというと、ハクジラとヒゲクジラがいま海の中で進化の中心となって動いでいます。我々が陸上で進化の最先端をいった動物が君臨しているようなかたちで、ハクジラとヒゲクジラが海で君臨しているという理解をしていただければと思います。
これは皆さんに配布した資料の中にも出てきますが、マッコウクジラというクジラです。これがハクジラの仲間で最大になるクジラです。先ほどメソニクスが祖先というような話がありましたが、DNAが信用できなかった理由として、マッコウクジラはハクジラです。明らかに歯があります。DNAの研究者がこれを調べたら、マッコウクジラはヒゲクジラであるというようなことを発表された論文があって、「それはないだろう。」と言っている矢先でしたから、パキスタンでそういう化石が出てくるまでは、信用できなかったわけです。
もう1つやっかいなことに、これがヒゲクジラ最大と言われているシロナガスクジラのイラストですが、これと同属にナガスクジラというのがいます。ナガスクジラはDNAの研究者はハクジラだと言い出しました。我々研究者の中では、どう見てもそれはないだろうという話をしていたのですが、そこのところで、我々は蹄のある動物から進化しているということをまったく読み取れなかったわけです。化石系統分類の分野とDNAの異なる分野で一致を見る形質が出てきたので事無きを得たのですが、いまだにマッコウクジラ、ヒゲクジラ説を証明する証拠が出てきていません。
それでは現存するのは何種類かということをご説明します。いまのところ82種類と言われています。というのは、「新種、交雑種?」と書いているのですが、あるクジラが揚がると、ちょっと変わっているとみんな新種にしたがります。そんなに簡単に新種が出てきたらぼくもそのうち偉い先生になれるのではないかと思いますが、まあそれはないでしょう。(笑)
我々がもう1つ困っているのは、交雑種という問題です。これは異種間で出てくるハイブリッドと言われている部分ですが、品川の水族館にカマイルカをお父さんに持って、バンドウイルカをお母さんい持っている赤ちゃんがいます。かなり大人になってきたのですがそういうのもいますし、たとえばオキゴンドウというお父さんを持って、バンドウイルカのお母さんの子供もいます。これはいま日本にもいます。それからハナゴンドウという種類とバンドウイルカとの交雑種もいます。
これは水族館で、異種間で飼われていることによって得られたのですが、水族館の中だからそういうのが出てくるのだろうという方もおられると思います。しかし、実はいまから30年前、当時、新種のクジラが発見されました。イルカですが、イギリスのあるところに座礁したと言われました。本当かなというかたちで行ったら、ハナゴンドウとバンドウイルカの交雑種だったということが報告されました。
自然界ではなかなかでないのですが、たまにこういうような状況が出ています。先ほど言ったキーワードですが、カマイルカは別ですが、オキゴンドウとハナゴンドウはよくバンドウイルカと混泳というのは、研究者がクジラを見に行くとよく見られるので、それと繁殖期が一緒だった場合に交雑が起こるのではないかということが挙げられています。
それから新種という部分ですが、クジラはまだ新種が出ます。1つは、まだヒゲクジラの仲間でもよく調べられていないところがります。本当は同じような種類だと思っていたのだけれども別種であるということがあります。チンパンジーというのは皆さん1種類と思われていますが、ピグミーチンパンジーというチンパンジーがいて、それをボノボと呼ぶようになりました。これはチンパンジーと人間と分かれるところにいる動物ではないかと言われています。そのようなかたちで、ヒゲクジラの仲間でもハクジラの仲間でも、同じ種類だと思っていたのですが、調べていくうちに種類が違うのではないかということがわかってくるというタイプがあります。
それからまだ海の中には、まったく我々が手にも触ったことがないような新種のクジラがいます。これは我々がそういう調査をしていないクジラがいるということです。まだこれから新種が出る可能性があります。この数年ですが、アカボウクジラの仲間で2種類ほど新種が出ています。おそらくこのあたりからどんどん出てくるのではないかと思っていますが、倍になることはないと思います。概ね90種くらいに落ち着くのではないか。ある意味で統合される種類もいますので、そういうようなかたちになっています。そういう点で新種とか交雑種と言うとわからないところがあると思いますが、いまのところ現存するクジラは82種類あります。
この82種類ですが、一言でクジラというとどういうことかといいますと、シロナガスクジラは30メートル近くなりますが、イルカもクジラの仲間です。イルカは小型のハクジラ目に入ります。そういう点で日本ではどのようなかたちで区分けしてイルカと言っているかといいますと、普通、大きさが4メートルよりも大きいものをクジラと呼びましょう、小さいものをイルカと呼びましょうというかたちで名前を付けているという状況です。欧米に行くとイルカを2つに分けています。くちばしのあるものをドルフィンと呼びます。くちばしの短いもの、あるいはないものをパーパスと呼びます。そのようなかたちで分かれているけれども、イルカもクジラの仲間だということをご理解ください。
ヒゲクジラ類はだいたい14種類です。ハクジラにはマッコウクジラからシャチ、イルカというようなものがあって、これが69種類というようなかたちになっています。ご興味のある方は、アカボウクジラの仲間を念頭に置いていただければ、新種が発表されて話題になるのではないかと思います。
今日は若い方もおられると思いますが、これは何でしょうか。勇気を出して言ってみてください。もしかしたらいつも見ている動物かもしれません。これはイルカですが、実は先ほど言いました交雑種です。お父さんがオキゴンドウという種類で、お母さんがバンドウイルカです。非常におもしろいのは、お母さんのようにくちばしを持っているのですが、くちばしが短い。我々の世界では「目がオキゴンドウだね」とか言うのですが、明らかにおもしろいのは、お母さんとお父さんの形質の中間を取ったのが歯です。
バンドウイルカは18〜26本くらいの歯を持っていますが、これは約半分です。お父さんの歯は8本から多いもので16本くらいまであるのですが、足して2で割ったようなかたちになって出てきています。これをバンドウイルカだと言うと、歯の数が少ないということと、歯が大きいということがイルカフリークの人ならばわかるところです。
ハクジラとヒゲクジラがいるということはご理解いただけたと思います。鯨飲馬食という言葉もありますが、食べ方についてお話ししたいと思います。ハクジラは把握型、捕まえるという感じです。ヒゲクジラはろ過型というかたちで書いています。どういうことかというと、鯨飲というくらいだから水をがっぷり飲むというようなかたちで昔の人は例えたのだと思います。
私は鯨飲馬食という言葉が非常に好きで、なぜかというと進化をうまく表しているのではないかと思います。要するに、草食獣はよく食べます。馬はよく食べるという意味で、クジラは飲むという意味です。馬は草しかないので食べなければいけないという感じですが、クジラの場合はたくさんの餌を飲み込むというようなかたちで体を大きくしていったのではないかと思います。そういう点で鯨飲馬食というのは例えているし、進化の中で有蹄類と言われている蹄を持った仲間だからこのようなかたちになったのではないかと思っています。
そういう点でハクジラは把握型、ヒゲクジラはろ過型ということを説明させていただきます。というのは、実際のところ進化の流れで言うと、一番進化したのはヒゲクジラと言われています。実は赤ちゃんというか、お母さんの胎内にあるときに、ヒゲクジラも歯が出ます。しかし、そのあとヒゲクジラの場合は歯がなくなってしまって、我々の上骨の歯茎が変化してひげ状のものが出てきます。これが餌を取るときに手っ取り早い。歯があったときはそのまま使えばいいものを、歯をなくしてしまって自分たちのいいような状況をつくり上げたのがヒゲクジラということです。ですから進化ということで考えれば、一番進んだのがヒゲクジラであると考えられています。
それではどのような感じになっているか。実はハクジラと言っているけれども真っ赤な嘘で、ハクジラは歯を使うことをやめようとしている動物です。唯一歯をよく使っているのは、ハクジラの代表格のシャチという仲間です。オキゴンドウとシャチだけが噛み切れる歯を持っていて、上下の歯がかみ合います。そういうことで噛み切れる歯を持っているのですが、実は口がそんなに開きません。
ハクジラの仲間で俗にオウギハクジラという仲間は、雄だけですが、下顎の歯が一対あるだけです。それがただ伸びてくるだけで、ものを捕まえるとか、我々のように咀嚼するというようなことができない歯が出てくるだけです。その歯がやっかいで、年を取るうちに歯がどんどん伸びていって、ヒモハクジラという仲間は交差するようになっています。ということは口が開かなくなります。
もともとハクジラというのは口をあまり開けないタイプですが、そのようにどんどん開けなくなる。要するに実際のところ押さえる程度か、飲み込むというか、吸引というようなかたちで丸飲みするようなかたちです。ですから先ほど言った鯨飲という意味で言うならば、すべてのクジラは飲み込むというかたちです。ちゃんと調べたのかどうか知りませんが、飲み込むということを書いています。
先ほど言いましたように、ヒゲクジラは上顎にこのようなかたちで板状のひげが300枚から400枚つらなって、これがフィルターの役目をするようになります。このようなかたちは餌の食べ方に違いが出てきます。
ハクジラというのはそういう点で非情におもしろいのは、噛み切れる歯を持っているのが少ないということは丸飲みをすることになります。そういう点でどういうものを食べているかというと、小さいものも選びますし、シャチだけがかなり大きいものも取れるのですが、実は飲みこめるものを選んで食べているということは確かです。
そういう点で言われているのが、シャチの場合、たとえばアザラシなどを食べますので、獣食性というようなことを言われていますが、魚とかイカをよく食べますから広範囲に食べています。それから明らかにイカを専食するタイプもあります。イカというのは海のごみとまで言われるくらい資源がたくさんあります。
もう1つ、我々が利用していないイカがあります。ダイオウイカというイカはご存じだと思いますが、ダイオウイカというのはもともと深い海に住んでいる動物で、進化以前のイカの資源は我々は何もわかっていません。むしろ我々が食べているスルメイカとかヤリイカというのは、表層性でかなり高速に泳ぐのですが、これは食べているのでどれくらいの量があるかわかっています。しかし、深海のイカはまったくわかりません。
深海のイカはたくさんいるからそれを食べましょうというのですが、実は深海のイカは食べられないものがあります。深海のイカは浮力がないので、浮力調整をしなければいけないのですが、浮き袋がないので、からだの中にアンモニアをためます。アンモニアは若干重いので、それを浮沈調整に使っています。そういう点でアンモニアとかそういうものが筋肉内にあると運動能力がすごく落ちます。よくマッコウクジラとダイオウイカの大格闘などというのがありますが、大格闘などができるような腕力も何もないわけです。
ですからマッコウクジラは運動性のないふらふらしているイカをねらって、深海に潜って口をぱっくりと開けます。ですからわざわざ噛み切れる歯を持つ必要はなかったということで、マッコウクジラはどんどん進化していって、トングのような歯の役目をするしかありません。実はマッコウクジラは下顎しか歯がないんです。上顎はソケットの凹部になっていて、そこがはさまるようになっています。ですから押さえるだけであとは飲み込むようにしようというようなかたちでイカを食べます。イカを食べるクジラは、どんどんそういう点で歯がなくなっていたり、年を取ると歯がなくなってしまって、まったく歯の機能をしないようなクジラはすごく多いです。
そういう点ではなから歯を持たないタイプ、ハクジラと言っているのですが、歯がない種類もいます。あとは小さい魚を食べるためにどうしたらいいかというと、細かい歯をつける。これはイルカの仲間ですが、小魚を取るためにはどうしても噛んで弱らせて、それを飲み込むというタイプです。ですから数があったほうが殺せますから、そういう点で細かい歯を持つタイプがいます。これはマイルカという仲間ですが、こういう仲間がそういう餌を選ぶようになりました。要するに、ハクジラというのは歯を使わないで飲み込むタイプ、押さえるだけのものになってしまったということが、把握型のかたちとして残っています。
ところでヒゲクジラというのは非常におもしろい生活をしていて、いったん飲み込むか、要するに濾し取り型といって、口を開けておいて横から水を出しながら、ひげに餌をひっかけて飲み込みます。非常におもしろいのですが、舌の構造がまったく違います。シャチとかハクジラの歯は下が固いんです。それをつぼめることによって吸引できるようになっていますが、ヒゲクジラの舌というのはすごく軟らかい。そして風船のように膨らむようなかたちです。それが水を押し出したりして飲み込むようにしているのではないか。
我々はまだ調べていないのでわからないのですが、そのように体液などを移動させて膨満させて餌を押さえつけて濾し取るというタイプになっていったのではないかと言われています。そういう意味で濾し取り型という中で、完全に流しこむものと飲み込むものと、もう1つおもしろいのはコククジラというクジラですが、これはもともとハクジラに近い祖先系をしていると言われていますが、まさしく同じように吸飲します。ゴカイとかヨコエビというエビの仲間などを、いったん口をハグハグしながら、吸引しながら泥をかきあげて、掃除機のように横から出すというようなタイプです。
このクジラはおもしろくて、海を耕すクジラと言われています。アラスカのある地域を見ると、耕作したあとが残っています。これは冷戦以来、ソビエトが何かやっていたのではないかと言われていたのですが、そうではなく、コククジラが餌を取ったあとに溝ができます。田畑を掘り返すようなかたちです。そうすると新しい栄養面も出てくるので、また来年度に餌が豊富になっていいということで、海を耕すクジラなどという言い方で紹介したことがあります。このようなかたちで餌を食べるということで、だいぶ大きく違っている部分があるということをご理解いただけたらと思います。
「5億トンVS9,000万トン」ということですが、ライバルは世界のクジラたちということで、私は今日まで水産業を研究しているわけですが、クジラが1日に食べるのは自分の体重のだいたい3%と言われています。ですからシロナガスクジラというのは120とか150とありますから、だいたいどれくらい食べるかというのはご理解いただきたいと思います。本当ははっきりした数字はまだわかっていないのですが、知られているクジラ34種の資源量から推定すると、クジラは1年間に5億トンくらい食べているのではないか。人間が漁業で生産するのが9,000万トンですから、断トツで負けています。
これが困ったことに、このごろ食べるものがよく似てきました。たとえば我々が調査をしているところでは、以前はイワシが多かったときはイワシを食べていました。イワシが少なくなってくると何を食べるかといいますと、このごろにいたっては、スルメイカも食べますし、サンマも食べますし、いまはカタクチイワシまで食べます。そうなってくるといろいろなものを手当たり次第というか、多いものを食べ出すので、漁業と非常に密接な関係にあって困っています。実はこれは日本だけではなく、大西洋では年間ミンククジラが63.3万トンのニシンを食べているという報告があります。こうなると正月に数の子が食べられなくなる可能性も出てくるのでちょっと困っているという状態です。サンマがいなくなったというと、クジラがかなりそういうものを食べています。
これはクジラをとらなくなったということにもよりますし、何らかのかたちでクジラが増えてきていることも影響するのですが、保護するとある程度漁業にも影響すると思います。ある意味で、アメリカの海産哺乳類保護法などというのは、江戸時代の生類憐れみの令とあまり変わらないような機能を行っているという状態です。それがもっと資源を管理するということで考えるのならばいいのですが、もう少し現実を見てクジラと付き合っていかないといけないのではないかと思っています。
さて、クジラの食べるという話から、たとえばこういう話があります。クジラというのはすごく大きい回遊をしているとか、海の中を泳いでいるという状態ですが、回遊の理由は進化の話に戻っていかなければいけません。氷河期にクジラの祖先が誕生するのですが、彼らは赤道付近の暖かい海にいました。赤道付近にも餌がありましたが、氷河期がなくなっていくときに餌が極地方にどんどん移動していきました。
私が南氷洋に行きたいと最初に言ったのは何かというと、水産資源というのは、すごく大きい資源というのは、本来暖かい海にあったのが北と南に移っていきました。そういう点で南氷洋というのは地球で一番大きな海があるところで、そこに大きな資源があるわけです。彼らも最初は身近なところをとっていたのですが、これではほかの動物に負ける可能性がある。だから自分たちが生きる道は何かというと、泳がなければいけないということを必死に考え出しました。考えたかどうか知りませんが、必死に考えるようなことがインプットされていたのかもしれません。それで餌を求めて移動するようになりました。
それで南氷洋というのは非常にいいところだ、北極海もそうですが、いいところだというのがわかって、そこで食べるだけ食べよう。鯨飲馬食と言いますが、これができるのは哺乳類でも草食獣です。なぜかというと、胃が大きいです。胃が大きいというのは、大量の餌を食べられて処理できる能力です。彼らが海で適応できる唯一のものであったし、それと高速に泳げて距離を速く移動できる。それと瞬時に餌を食べる。これによって索餌回遊というのが起こりました。
しかし皆さんご存じのように冬が来ます。冬になると氷が張ったりして、彼らは餌を食べられないような状態が起こってきます。そこまでいて餌が食べられない。私などはかなり食い意地が張っているのでずっと残りそうですが、かれらはそのへんは賢くて、これはいけないということになったと思います。
お腹一杯栄養を取って、体ができてあとは何かというと、子孫繁栄です。結婚式でおいしいものを食べて、早くいい子供をつくってくださいとよく言われますね。あれはクジラにも言えるのではないかと思います。おいしいものを食べて、体もベストの状態になったら、それでは繁殖しましょうという話になって回遊する。ただし寒いところではなかなかできない。進化の中で寒いところでもできるようなクジラも出てきますが、それは種間の競合というものがあって、本来の回遊というのはほぼそういうことで行われていると理解してください。
やはり暖かいところ、穏やかなところで子供を産まなければいけない。いかに体が大きくてもまだまだ子供だから、体力をつけるのに冬の寒いところでは難しいから常夏の国に行きましょうということで回遊するのが繁殖回遊です。これを生活圏への適応、放散と拡大と言っています。生活圏への適応と放散と拡大というものがこういうことでキーになっているのが索餌と繁殖ということがあります。ですから今日最初に言いましたように、生殖方法が回遊に適応したということも大きく影響していると思います。
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