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(4)評価及び今後の展望
 延長保育も一時保育も保育士やその他職員の努力により、大きなトラブルも事故もなく、保護者の方々には大変喜ばれ、子ども達は元気に毎日を過ごしています。延長保育も一時保育もそれなりの成果を挙げてはいますが、本来、延長保育は子ども達のことを考えれば早い時間のお迎えが望ましいし、一時保育についても、正規の入所をとるべきであると思います。しかし、現実的には子ども達を受け入れていかなければならないわけです。大事なことは、その子ども達の育ちと生活の保障であり、そのことを決して忘れてはいけないと思っています。そこで、当園では次のように皆で意識統一しています。
 まず、親子を丸ごと受け入れてあげましょう。
 要求してくることをすべて受け入れてあげましょう。
 おかしいことがわかっていても、ここをこうすればいいことがわかっていても、無理なことがわかっていても。でも、まずはだまって受け入れてあげましょう。そして、お母さんの大変さに共感しましょう。それから、あせらず、なまけず、辛抱強く、子育ての楽しさを知らせてあげましょう。無限の可能性を秘めた子ども達一人ひとりを見つめて、心身共に健康に育てるお手伝いをさせていただきたいと思っています。








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