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6-2.内水面<川・湖>
青森県 浅瀬石川漁業協同組合
                             
●今や川船(木造)は無い。当組合は、ゴムボートを使用したいと思う。
岩手県 閉伊川漁業協同組合 ●内水面における川舟だけでも各地域ごと河川によって様々な形状がある様である。失われつつある匠の知と技が、貴重な資料や財産として伝承される様、その資料作成及び保存に期待する。
秋田県 仙北中央漁業協同組合 ●当組合管内では、かつては殆んど木造舟(川舟)であったが、10年程前からはプラスチック製のボートが大分増えてきている。しかし、川の魚採りには川舟が一番ということで、まだ20隻程はある。
北仙漁業協同組合 ●当組合でも昔の漁法を再現するため、管内に「船大工」が生存していないか調査をしているところである。
山形県 最北中部漁業協同組合 ●長さ12m以内の原動機付木造船で最上川等のカニ漁。
栃木県 栃木県漁業協同組合 ●昔、常習水害地域ではあったが、現在は見当たらない。
群馬県 邑楽漁業協同組合 ●高瀬舟に関する資料、および船大工についてご教示頂きたい。なお、このアンケート結果報告書を作成されたら、お譲り頂きたい。
神奈川県 相模川第二漁業協同組合 ●現在使用している漁船は54隻だが、この船の造船時は木造船であった。その後、木造船の技術者がいなくなったので各自がそれぞれFRP加工を施し、現在使用している。
新潟県 荒川漁業協同組合 ●海洋ではなく河川用なので、参考になるかわからないが、荒川漁協では40隻ちかくの木造船がある。主な使用用途はサケ・マスの採捕がほとんど。近年1隻あたり80万〜100万円ちかい金額がかかるそうである。
●船大工もおらず、近村に一人いるそうだが、住所などはわからない。
富山県 富山漁業協同組合 ●河川でも木造船がなくなっていくのは寂しい限りである。
岐阜県 益田川漁業協同組合 ●最近は新しい物はFRPが多い。
静岡県 伊東市松川漁業協同組合 ●当漁協は伊東市街地に流れる小さな二級河川、松川と主流部に造られた湖(松川湖)を管理、又は営業基盤としている。従って、舟を使用するだけの環境もなく川漁師もいない。海もあるので、海の方の漁協では船大工、その他まだ存在すると思われる。
愛知県 愛北漁業協同組合 ●船大工さんは昨年体調を崩し廃業され、犬山周辺には後継者は皆無。
●今ならまだ伝承は可能かも、と思うが漁協にはそれだけの力はない。
木曽川漁業協同組合 ●知多市がその昔、伊勢湾での漁業関連資料(漁船、魚介、のり加工器具 その他)を集め、実物を保存展示してある。
●市役所 TEL.0562-33-3151に問い合わせると良い。
和歌山県 古座川漁業協同組合 ●昔は上流から下流へ炭や米などを積んで下り、帰りは魚などを運搬した。
●陸上交通網が整備されてからは鮎漁やモクズガニ漁といった専ら漁業に使用されているようである。
鳥取県 千代川漁業協同組合 ●組合員からの聞き取り調査によると平底型の川舟を作れる船大工がいる。
大分県 鶴崎漁業協同組合 ●当漁協は昭和30年頃よりプラスチック船に替わり、新造木造船は消滅。
●現在当組合近辺に造船技術者は無し。
番匠川漁業協同組合 ●木造船の船大工はいないが、箱船型のため、大工(船大工専門ではないが)に頼んでつくってもらっている。
●木造船は、保存・耐用年数が短いため、プラスチックの分船を使用(所有)している人達が10名以上はいるが、木造船ではないので、今回の調査にはプラスチック船は計上していない。
宮崎県 椎葉村漁業協同組合 ●木造船は5m前後だそうだ。








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