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 なお、無人探査機「かいこう」に搭載されたサイドスキャンソーナー(図4)は水深1万mを越える深海域でも使用できる唯一の装置ですが、学童疎開船の「対馬丸」(図6、7)、ロシアタンカーの「ナホトカ号」(図8)や打ち上げに失敗した「H2ロケット」の機体の探査においても大きな威力を発揮しました。
 
*1 船上から(電力や信号を送る)ケーブルにこよって吊り下げられて海底附近を曳航し、調査を行うシステムのことです。これには、ソーナーシステム(図4写真左)とテレビシステム(図4写真右)とがあり、ぞれぞれ、調査目的により使い分けられます。
 
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図6サイドスキャンソーナー記録
(黒いほど反射が強いことを示す。□の中がエンジン部品の反射)
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図7「かいこう」のサイドスキャンソーナーによる船影の確認
 
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図8 海底に沈んでいるナホトカ号の映像








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