6. 感謝及び謝辞
OTC2001参加及びテキサスA&M大学ODP事務局、Perry Slings by Systems社、International Submarine Engineering Ltdの訪問にあたり多くの方々の御支援、御協力を賜りましたことに深く感謝致します。
OTC2001の論文発表においては、海洋石油資源に関する探査技術、掘削技術、生産技術、安全・環境保護管理等についての最新の研究状況を知ることができました。また併設の展示ブースにおいては海洋石油掘削機器を始めとする、様々な海洋開発機器を実際に見ることができました。日本国内での海洋開発産業の規模は限られており、本会議のように多数の海洋掘削関連機器を実際に見たり、開発担当者の説明を直接聞く機会は多くありません。本会議は一箇所で論文発表、機器展示が行われ、その規模も大きいため非常に効率的な調査活動ができました。特にOTC2001の展示ブースにおいて関連企業の方々に懇切丁寧に機器の説明をして頂くことができたため、より深く最新事情を調査するができました。
OTC2001会議の参加に合わせて、ODP事務局を訪問して深海科学掘削に係わる技術開発について意見交換を行いましたが、職員の方々には、忙しい職務の合間を縫って快く対応いただきました。今回の訪問では深海地球ドリリング計画における様々な機器開発を行うにあたり、非常に参考になる見解を得ることができました。暖かい対応に心より感謝申し上げます。
また国内関連企業の方々の御紹介によってPerry Slingsby Systems社、International Submarine Engineering社を訪問することができました。日本国内では量産型の無人探査機の開発はほとんど行われておらず、今回の訪問でAUVや深海重作業ロボットなど最新の無人探査機開発状況を把握することができたのは、海洋科学技術センター及び日本国内での今後の探査機開発に大いに参考になったと確信しております。
最後になりますが、このような有意義な調査を実施することができたことは、調査資金の援助を頂いた日本財団殿の御支援に負うところが大きく、財団関係者の方々に心より御礼申し上げます。