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<第二部門>「帽子・バッグ(リュックなど)・ステッキ」の外出時の必需品ワンセット
 
坂元美香さん(二作品) (文化服装学院生、二三歳)
 
[1] 自然に自分の分身のように持って、性別を問わないグッズをと考えデザイン。ステッキは持ち手に皮を使い、本体は軽量で丈夫なステンレス製に。帽子はUVカット機能があるコットンツイルを使用し、調節可能な皮ベルトをつけて。バッグは皮製で、からだに沿う形で丸みを持たせた。
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[2] 高齢者の日常着に合わせやすいカジュアルすぎないウエストバッグは、両手が自由になり、またちょっと出掛けるときにもものが出し入れしやすいもの。帽子は厚めの綿と革紐製。ステッキは持ち手のジョイント部分で微妙な高さ調節が可能。
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佐々木ももこさん(文化服装学院生、一九歳)
 
[3] 帽子・リュックはともにデニムで。背中側から中のものを取り出せるリュックの側面には、ステッキを止めるバンドつけ、ステッキの置き忘れ防止に。全体的に元気でかわいらしいイメージ。
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佐藤みのりさん(文化服装学院生、一九歳)
 
[4] 帽子は圧縮ニットを使用し、全体に柄を刺しゅう。複数の色を使って楽しいイメージに。バッグは帽子と同柄・同素材で、肩紐が長めのショルダー型。ステッキは全体的に暖かい色調で仕上げた。
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第二部門の第一次審査で、大賞を得た作品と同点決勝が行われた佐藤みのりさんの作品。デザイン画のほんわりしたイメージを生かして太ニットなどで手作りできるような、着る側と作る側が一体となれる工夫があれば等、審議が交わされた。
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サンプル作成協力
日本毛織(株)、ツカモト(株)、(株)三景、清原(株)、ニチメンパルテックス(株)、(株)マキシン
(デザイン画審査を通過した各部門15作品は、デザイン者自身で作成、あるいはデザイン者とNUCが協力して製作。モデルが着用して審査を受けた。)
真剣なまなざしで審査にあたる委員たち
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●審査委員長 小西良幸(デザイナー)
●審査委員 曾野綾子(日本財団会長、作家)、伊藤和枝、上迫美恵子、甲賀真理子、吉田ヒロミ(デザイナー)、平田暁夫(帽子デザイナー)、執行雅臣(ファッションジャーナリスト)、久田尚子(CFD議長、ファッションジャーナリスト)、田川香津子(NUC理事)
  (敬称略)  ※曾野綾子氏欠席
 
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