PT. PAN-UNITED SHIPYRAD INDONESIA
1)社名 |
:PT. PAN-UNITED SHIPYRAD INDONESIA(Pan-Unitedグループのグループ企業) |
2)設立年 |
:1997年 |
3)分類 |
:外国投資企業(PMA) |
4)資本金 |
:80%シンガポール、20%インドネシア |
5)所有者/株主 |
:シンガポール及びインドネシア |
6)住所 |
:事務所/造船所 |
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Jl. Brigjen Katamso, PO Box 88, Tanjung Uncang, Batam Island. |
7)電話番号 |
:0778-392288 |
8)FAX番号 |
:0778-392285 |
9)E-mail |
:panu@indosat.net.id |
Http |
:panunited.co.id |
10)経営陣 |
:ジェネラルマネージャー Tom Chua P.C. |
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アシスタントジェネラルマネージャー Phua Yew Guan |
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コマーシャルマネージャー Derek Tong |
11)主要設備 |
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・バース用埠頭 |
:長さ=250m、幅=100m |
・造船用バース |
:最大で250mの造船用バース5つ |
・クレーン |
:浮きクレーン |
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1×40トン |
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1×18トン |
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クローラー及び稼動装置 |
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1×250トン |
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2×150トン |
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ガントリー |
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1×20トン |
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2×5トン |
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低積貨機 |
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1×400トン |
・浮きドック |
:ドック1−長さ=126m、幅20m(内壁) |
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持上げ能力:4,500トン |
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クレーン:2×4トン |
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ドック2−長さ=235m、幅40m(内壁) |
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持上げ能力:22,000トン |
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クレーン:5×26トン |
12)能力 |
:過去に建造した最大の船舶:浮きドック235m×48m×13m |
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過去にドック入りさせた最大の船舶:体長180m |
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修繕船舶数:平均75隻 |
13)作業場 |
:約220,000m2 |
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内約6,500m2が作業場 |
14)埠頭の長さ/深さ |
:桟橋:450m/7.00メートル(小潮時) |
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クレーン:2×25トン |
15)従業員数 |
:直接 :450名 |
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間接 :650名 |
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合計 :1,100名 |
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非技術者:35名 |
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大学生:75名(ほとんどがITS Surabaya) |
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カレッジ生:30名 |
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下請け業者:数種の専門分野で約11の下請企業 |
16)営業内容 |
:サービスの種類: |
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・ドッキング |
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・ガス抜き |
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・バース修繕 |
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・ゴミ受取 |
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・ボイラー修繕 |
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・沈殿物受取 |
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・エンジン修繕 |
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・グリットブラスティング |
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・デッキ機械修繕 |
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・高圧力水ブラスティング |
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・プロペラ修繕 |
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・貨物取扱機器修繕 |
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・船体修繕 |
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・電気機器修繕 |
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・通信機器修繕 |
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・航海機器修繕 |
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船舶の建造(ケーブル設置船舶、錨取扱曳船及び、浮きドック、Ro-Ro船、ホッパーバージ)
Pan-United社は、昨年5,200bhpの錨取扱曳船及び供給船(AHTS)を1隻引渡しを行い、2隻目のAHTSを2001年5月までに引渡す注文を受けた。22,000トンの持上げ能力の浮きドックはバタムで建造し、11ヶ月で建造を完了した。これはPT. Pan-United Shipyrad Indoensiaが建造を受け持ちPan-United Shipyard Singaporeがプロジェクトを担当する共同作業であった。ドックは新世代船舶向けに特別設計されており、内壁の幅は40.00mで、全体の長さは235.00mである。ロイズ船級協会船(LRS)に分類されている。 |
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船舶の修繕(セメント運搬船、家畜運搬船、宿泊設備、海底掘削船等)
Pan-United社は、154mの海底掘削船を1年以上ドックに入れた後、5年目の特別検査及び再就役作業を完了した。
作業には、75トンの鋼板の新替、大規模泥システム及び高圧配管の新替等の主要な修繕が含まれていた。更に、エンジン、ポンプ、発電機の分解検査、タンクの掃除、船体表面の調整及びコーティング等も行った。これらの全ての作業は5週間という短期間で完了した。 |
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船舶の改造/大型化(漁船の体長延長、UT沖合い供給船のケーブル設置船への改造)
シンガポールの造船所とバタムの造船所は共同で2隻の漁船を競争力のある価格で拡張した。
バタムの施設では、それぞれ約50日かけて2つの250トンの船体中央部ブロックを組み立てた。それらはシンガポールに送られ、船舶の主体とつなげられ、残りの作業はシンガポールで行われた。バタムで行った船体中央部の組み立ては費用優位性があるため、顧客にとっても満足のできる取引であり、これら2つのプロジェクトでPan-United社の漁船大型化の実績は合計で4隻となった。
もう一つのバタムとシンガポールの造船所との共同作業の成功例としては、UT745オフショアサプライベッセルのケーブル設置船への改造である。主要な作業には船舶の拡張、ケーブルデッキ及びケーブルタンクの組み立て及び設置が含まれていた。新船尾の拡張にケーブル設置用の滑車をつける組み立て作業は同造船所で行われた。同改造プロジェクトはPan-United社のシンガポール及びバタムの2つの造船所で共同で行われた。ケーブルタンク及びデッキの組み立てはバタムで行い、船体中央部の組み立て及び接合、並びに艤装はシンガポールで行った。Det Norske Veritasの検査を受け、全改造は計画から完成までを20週間で行った。 |
17)年商 |
:合計で約2,200万シンガポールドル |
18)その他 |
: PT. Pan-United Shipyard IndonesiaはISO9001:2000を取得した。PT. Pan-United Shipyard Indonesiaは職業訓練及び安全教育用の訓練所を自社で保有している。共同作業者間で相互チェックを行う自社の品質管理システムを適用している。同造船所は中級エンジニアの採用を優先的に行っている。ITS(Institute Technology Surabaya)及びITB(Institute Technology Bandung)からの卒業者の若手エンジニアの採用も行っている。同造船所は自社の訓練プログラムを持っており、その第1段階としては、訓練者をPan-United Shipyard Singaporeに6ヶ月間送り、一般分野での訓練を行い、その後バタムで専門分野を引き続き訓練する。熟練エンジニアになるまでには、職場での約3〜4年間の訓練及び英会話が必要である。採用経験によると、他社で経験のあるエンジニアよりも若手新卒エンジニアが好ましい。教育努力はSカーブを示しており、当初及び最終段階で低速であり、中間段階で高速である。職場の異動のタイミングは、最終段階の初めであり、それはすなわち前職場で熟練する直前に新しい仕事を与えている。現在Pan-United Batamは約36名のエンジニアをPan-United Singaporeから雇用している。これらの人々は徐々にインドネシア人に替えていくつもりである。塗装部や配管部のマネージャーなどはすでにインドネシア人のエンジニアに替えた。現在50名のインドネシア人のエンジニアが将来のマネージャー候補として訓練を受けている。設計部には7〜8名のエンジニアがいるが、大多数はITSの卒業者であり、Pan-United Singaporeから送られてくる基礎設計を基に詳細設計を行うか、又はその逆である。同造船所ではTribon System Software社のソフトウェアをCAD/CAMに使用している。 |
PT PAN-UNITED SHIPAYARD INDONESIA配置図
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