バタム産業開発当局に登録されたこれら43の造船業者の内、前項のリストの通り16の造船所がBSAの会員であり、PT. Bandar Victory Shipyard、PT. Palma Progress Shipyard、PT. Kacaba Marga Marinaの3ヶ所がIPERINDOの会員である。調査によると、バタム及びカリマンにある約20の造船所の内、下記の10主要造船所がPMA又はPMDNと分類される。:

　

　

1)社名	:PT. NN INDAH MUTIARA SHIPYRAD(Labroy Group, Labroy Shipbuilding & Engineering Pte Ltd, Singaporeのグループ企業)
2)設立年	:1993年
3)分類	:外国投資企業(PMA)
4)資本金	:5百万米ドル
5)所有者/株主	:Labroy Marine Ltd.
6)住所	:事務所/造船所
	Jl. Brigjen Katamso, Tanjung Uncang, Batam Island.
7)電話番号	:0778-391960
8)FAX番号	:0778-391961
9)E-mail	:nmsbatam@indosat.net.id
10)経営陣	:社長　　Tan Boy Tee
	取締役　Chan Kwan Bian
11)主要設備	:
・バース用埠頭	:長さ＝1,500m
・建設用バース	:体長170mまでの船舶を建設できる建設用バース3つ
・クレーン	:ガントリークレーン
	2×20トン
	2×10トン
	4×5トン
	クローラー及び稼動装置
	1×230トン
	3×150トン
	3×50トン
	3×40トン
	4×35トン
	2×20トン
	浮きクレーン
	1×150トン
	1×125トン
・浮きドック	:ドック1−長さ＝97m、幅＝24m(内壁)
	持上げ能力:3,200トン
	クレーン:2×70トン、2×35トン
	ドック2−長さ＝166m、幅32.2m(内壁)
	持上げ能力:12,000トン
	クレーン:1×100トン、2×80トン、2×70トン
12)能力	:過去に建造した最大の船舶:浮きドック12,000TLC
	過去に修繕した最大の船舶:バラ積み貨物船14,554GT
13) 作業場	:造船所用地　:370,000m2
	作業場の数　:5つ
14)埠頭の長さ/深さ	:1,500m/8.00m(小潮時)
15)従業数	:エンジニア10名、スタッフ及び通常従業員600名、契約社員600名
16)営業内容	:船舶の修繕(ケミカルタンカー、バラ積み貨物船、供給用タグボート、一般貨物船等)
	船舶の建造(浮きドック12,000TLC、クリーン商品タンカー1,500DWT、ケーブル設置用バージ60m、2,400BHPプッシャータグボートと85mのハッチバージのセット)
	船舶の改造(鋼製500トンの宿泊用バージの改造及び延長、貨物船を家畜運搬船に改造)
17)年商	:非公開
18)その他	:経済危機により、新造船活動に影響を受けたため、現在一時的に船舶の修繕に変更していた。しかし、効率的な建造管理が行えるため、再び新造船活動に戻りつつある。現在の仕事は、連続注文の4隻の外洋航行タグボートである。船主が、基本的なアイディアを提供し、シンガポールの親会社が基本設計及び詳細な製図をつくっている。設計及び技術者の訓練の2点に関しシンガポールの親会社との協力関係がある。第1段階では、造船所の若手エンジニアを補助し、訓練のために40名から50名のエンジニアが親会社からバタムに送られてくる。若手エンジニアの大多数は大学の卒業者で、ジャカルタ又はスラバヤで学位を取得している。現在約10名のエンジニアを親会社から雇用しており、10名の若手エンジニアが補助している。契約社員含めた全ての従業員はバタムで雇用している。バタムの労働力供給量は充分である。造船所は熟練工を養成する経験も豊富である。バタムの労働者コストはシンガポールよりも約20〜50％安価である。生産及び品質管理の方法に充分に自信を持っている。ほぼ全ての原材料は海外から輸入しており、約80％はシンガポールから、残りの20％はアジア諸国及びヨーロッパから輸入している。10％の付加価値税(VAT)免除制度があるため、高品質の鉄板を国産品よりも安く入手できる。シンガポールとバタムの造船所の競争については、バタムは商品をより低価格で提供できるが、シンガポールの造船所は融通性において優位であり、仕事をより短期間で完成することができる。