1.2 事業の実施内容
1.2.1 委員会の開催(4回開催)
開催日および主な審議事項
○第1回 平成13年5月22日(火)
・平成13年度事業計画
・平成13年度事業実施計画(案)
○第2回 平成13年9月14日(金)
・進捗報告
排ガス試験浄化用装置の概要と機能
吸着剤および脱硝触媒ハニカムの作製状況
予備試験の実施状況
・今後の進め方
○第3回 平成13年12月5日(水)
・進捗報告
排ガス試験浄化用装置の概要と機能(実施場所にて説明)
吸着剤ハニカムの分析結果
排ガス浄化試験の実施状況
・今後の進め方
○第4回 平成14年3月1日(金)
・ 「内航船用エンジン排ガス浄化触媒の調査研究」報告書(案)
1.2.2 実施項目
本調査研究では、出港時等の触媒入口温度が低い条件では従来型の脱硝触媒が十分に作動しないという問題を解決する方法として、「吸着剤−選択還元触媒」の複合化による新しい脱硝触媒の調査研究を実施した。
そこで本年度は、これまでの基礎研究成果を元に、船舶への搭載を考慮した触媒システムとしての小型のテストプラントの設計・および実証試験(地上試験)を行った。具体的な開発内容は以下の通りである。
(1)装置設計/製作
・舶用ディーゼルエンジン排ガスの一部を導入し、浄化試験を行うための装置の設計および製作。
(2)基礎特性試験
・模擬ガスを用いた吸着性能評価
・模擬ガスを用いたシステムの有効性の検証
(3)実証試験
・製作した装置を用いた小型ディーゼルエンジンの実排ガスによる機能特性評価(東京商船大学内燃機関工学実験室にて実施)。
[1]ハニカム成形体(吸着剤、脱硝触媒)の作製
[2]吸着性能評価
[3]実排ガス浄化性能試験によるシステムの有効性の検証
[4]共存物質による被毒影響等評価
(4)とりまとめ