34 豊前乃國ほんやばけい禅海太鼓 (大分県)
演奏曲 山国川 (やまくにかわ)
今から4世紀余り前、豊前の国耶馬渓の競秀峰は奇岩絶景の地であり、同時に人々の生命をおびやかす難所でもありました。
旅の僧、禅海和尚はこの難儀を救うため、ノミとツチ1本で巨岩に挑み、30年に渡る厳しい風雪に耐え、ついにこの青の洞門を完成させました。
想像を絶する禅海和尚の偉業は、信念を一心に貫き通した人間の強さを今に刻みつけています。その物語から名づけたのが禅海太鼓です。
青の洞門の裾を流れる山国川のように静かにゆっくり。時には厳しく、荒れ狂う様のように「静」と「動」を和太鼓で表現したのが私たちの曲です。
一打一打に心を込めて、打ち鳴らされる太鼓の響き。今なお語り継がれる禅海の偉業とともに。
35 都城おかげ祭り振興会 (宮崎県)
演奏曲 おかげ祭り (おかげまつり)
「おかげ祭り」は宮崎県は都城市の夏の代名詞とも言える伝統的な「六月燈」の行事として毎年7月9日に興行されます。
地域の若者が中心となって地域の伝統文化の掘り起こしに取り組み、後世にまで伝えておかなければならない祭りとして、古式に則って再現されたものです。
祭り当日は、都城の街を笛や太鼓のお囃子を先頭に3基の御輿と大燈篭台車を連ねて練り歩きます。今年で9年目を迎えますが、祭り当日は2万人とも3万人とも言える人出で賑わっております。