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3-8 東京圏と比較した近畿圏の交通特性
(1) 人口構造・経済情勢と交通需要
○輸送量と人口指標の関係
・ 昭和40年から平成7年までの京阪神圏・首都圏において、常住人口の増加に対して高速鉄道の輸送量がどのように変化してきたかをみると、以下のとおりである。
・ 両都市圏とも人口の増加とともに、鉄道需要が増加してきた。
・ 首都圏では、人口増加以上の鉄道需要が増加している。
・ 相対的に、京阪神圏では、人口と鉄道需要はほぼ相関的に推移してきた。
 
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図 3-8-1 圏域人口と鉄道輸送人員
資料: 都市交通年報
 
 
○雇用情勢
・ 平成13年8月時点の完全失業率は、6.3%と全国を1.3ポイント上回っており、近畿の雇用環境は厳しい状況にある。
・ 失業率と定期需要の関係をみたものが下図である。失業率の上昇に伴い、定期需要が減少しているのが伺える。
 
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図 3-8-2 完全失業率の推移
 
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図 3-8-3 失業率と定期需要の推移
資料: 労働力調査報告、地域交通年報
 
 
○通勤所要時間の変化
・ 通勤所要時間の変化は、両都市圏とも74分以下の利用者が大きな割合を占めている。
・ 近畿圏では、75〜89分エリアにおける増加が大きい。
・ 相対的に、近畿圏では75分を境として大きな格差がみられる。
・ 市街地の拡大化に伴い、全体的に通勤通学時間は長くなっている傾向が伺えるが、速達性の向上や相互直通化により、所要時間は減少傾向がみられる。
 
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図 3-8-4 都市圏別通勤所要時間構成
 
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図 3-8-5 年代別都市圏別通勤所要時間分布及び
 
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図 3-8-6 都市圏別平均通勤・通学時間の推移
資料: 大都市交通センサス








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