日本財団 図書館


○駅へのアクセス手段及びアクセス時間
・ 両都市圏とも経年的に自動車が大幅に増加し、二輪車についても増加傾向にある。特に、自動車の増加傾向は、東京圏より近畿圏の方が大きくなっている。
・ 一方、バスについては、両都市圏ともに自動車、二輪車の増加と相関的に大きく減少し、自動車等への転換が伺える。
・ 駅へのアクセス時間は、両都市圏とも増加傾向が続いている。
 
z3123_02.jpg
図 3-6-4 駅へのアクセス手段割合 ((上) 近畿圏、(下) 東京圏)
資料: 大都市交通センサス
 
z3123_03.jpg
図 3-6-5 駅へのアクセス時間
資料: 大都市交通センサス
 
 
○経済と自動車交通需要(全国)
・ 近年では、経済の低成長等に伴って自動車保有率は減少傾向がみられ、バス需要の減少幅が小さくなっている。
・ 所得水準の上昇とともに自動車保有率の上昇がみられる。
・ 自家用自動車の急激な増加に伴って、バス需要は急激な減少傾向を示している。
 
z3124_01.jpg
図 3-6-6 経済と自動車交通の動き
資料: 陸運統計要覧
 
 
○ガソリン価格とバス需要(全国)
・ ガソリン価格は、昭和60年価格を100とすると、62年から80程度で推移している。
・ 昭和60年頃から平成2年頃までの間、国民所得についても、約5%の高い増加とその後も2〜3%の増加を背景として、自家用車保有率も増加傾向が続いている。
・ 一方、バス需要については、平成4年頃から減少がみられ、このことはガソリン価格指数の低下(=自家用車の走行コストの低下)との相関性が伺える。
 
z3124_02.jpg
図 3-6-7 ガソリン価格と自動車交通の動き
資料: 陸運統計要覧








日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION