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(4) 鉄道輸送サービスの現状(本数、速度、乗り継ぎ、不便地域、等時間到達圏)
a) 運行本数
・ ピーク時における運行本数と輸送量の関係をみると、相対的に、京阪神圏において相関性が小さくなっているが、輸送量に対応した輸送サービスが行われている。
 
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図 3-3-27 輸送量と運行頻度の関係(主要鉄道路線最混雑断面)
資料: 都市交通年報、近畿運輸局
 
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注) 集中率=最混雑1時間輸送人員÷終日輸送人員
  輸送サービス率=最混雑1時間運行本数÷終日運行本数
図 3-3-28 集中率と輸送サービス率
資料: 近畿運輸局、都市交通年報
 
○表定速度の比較
・ 現在、JR東海道・山陽本線、近鉄大阪線等において、最高速度130km/hの運行が実施されている。
・ 路線別の表定速度をみると、主要路線において50km/h以上となっているが、一部の郊外路線においては、40km/h以下となっている。
・ 京都市及び大阪市の地下鉄路線では、30〜35km/hとなっている。
 
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図 3-3-29 路線ごとの表定速度比較(オフピーク時)
 
【参考】 駅間距離と表定速度の関係
・ 郊外路線と地下鉄線の表定速度は、各々40km/h、34km/hと、郊外路線の速度が若干速くなっている。
・ 要因の1つとして、駅間距離の差が考えられる。
 
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図 3-3-30 表定速度
 
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図 3-3-31 駅間距離
資料: 都市鉄道調査
 








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