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○ピーク時集中率の推移
・ 各路線における終日輸送に対する最混雑1時間輸送量の割合である集中率をみると、平成12年度現在、25〜30%が最も多く全体の約30%を占め、次いで20%〜25%となっている。
・ 昭和60年度においても25%〜30%が最も多いが、その割合は31%であった。また、30〜35%の集中率を示している路線を含めると、昭和60年度の51%から平成12年度では47%に減少した。
・ 以上のことから、需要の分散化が伺える。
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注) S60年は計45路線、H12は計55路線
図3-3-20集中率分布
資料: 都市交通年報、近畿運輸局
 
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図 3-3-21 集中率別路線数割合
資料: 都市交通年報、近畿運輸局
 
【参考】 (首都圏)
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注) S60年は計55路線、H10は計61路線
図 3-3-22 集中率分布
資料: 都市交通年報
 
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図 3-3-23 集中率別路線数割合
資料: 都市交通年報
 
・ 昭和50年から平成12年までの路線毎の輸送力と通過人員の伸びについてみると、輸送力は1.5倍程度に集中し、通過人員は1.0倍程度が大部分である。
・ 下図から、京阪神圏は、輸送サービスの増強に対して、輸送需要が小さいことが伺える。
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図 3-3-24 輸送力と通過人員の伸びの関係(S50→H12)
資料: 都市交通年報、近畿運輸局
 
【参考】首都圏
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図 3-3-25 輸送力と通過人員の伸びの関係(S50→H10)
資料: 都市交通年報
 
(3) 都市内外における鉄道需要の動向
・ 京阪神圏では、都心部(大阪市内)とその他の郊外部の伸び率は、首都圏に対して、同様な動きとなっている。
・ 京阪神圏の昭和60年からの変化では、郊外部において大きく増加したが、都心部は平成7年から減少傾向を示している。
・ 一方、首都圏では、郊外部が減少傾向を示し、都心部での増加傾向が伺える。
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図 3-3-26 都心部輸送需要推移
資料: 都市交通年報








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