日本財団 図書館


■新設路線
表2-3-1 答申路線の概要及びねらい
○大阪周辺
路線及び区間 ランク 概要及びねらい
A B C
片福連絡線
(京橋〜梅田付近〜尼崎)
    ・JR片町線京橋駅とJR福知山線尼崎駅を結ぶ路線。
・JR片町線、福知山線沿線で進む関西文化学術研究都市、神戸三田国際・公園都市等郊外部の新しい開発拠点の整備及び梅田、OBP、尼崎等都心部の再開発に伴い発生する輸送需要に対応してJR片町線、福知山線を相互直通運転で結ぶことにより、東西方向の都心貫通型広域鉄道幹線を形成。
・JR大阪環状線の混雑緩和。
なにわ筋線
(新大阪〜梅田北〜湊町、汐見橋)
    ・JR東海道線新大阪駅とJR関西線湊町駅及び南海高野線汐見橋駅を結ぶ路線。
・JR阪和線、南海本線等を介し、関西国際空港連絡線に直結する路線であり、国土幹線軸上にある新大阪及び大阪圏の各拠点都市から関西国際空港へのアクセス機能強化。
・既設路線及び新設路線との接続を図ることにより、これらの路線の沿線地域と関西国際空港との連絡強化。
・大阪北部、南部の路線を都心部で連絡することにより、南北方向の都心貫通型広域鉄道幹線を形成すると共に、大阪市交1号線及び都心ターミナルの混雑緩和。
・梅田、中之島、湊町等の大阪都心部の再開発地域を貫通し、当該地域へのアクセス及び相互連絡を強化すると共に、都心部における鉄道ネットワークの強化。
なにわ筋連絡線
(十三〜梅田北)
    ・阪急神戸・宝塚線十三駅から分岐し、なにわ筋線へ連絡する路線。
・関西国際空港連絡機能及び広域幹線機能を有するなにわ筋線と接続することにより、阪急各線と関西国際空港及び大阪都心部との直結性を高める路線であり、梅田等の再開発に伴い発生する輸送需要量への対応と共に、大阪市交1号線の混雑緩和。
・路線整備は、十三駅付近の高架化事業及び新淀川橋梁の架替等の進捗状況に合わせて着手。
新大阪連絡線
(十三〜新大阪〜淡路)
    ・阪急京都線十三駅と淡路駅を結ぶ路線。
・阪急京都線の輸送需要増加に伴う混雑の緩和と共に、阪急各線と国土幹線軸上にある新大阪との接続向上及び新大阪周辺の整備に伴う輸送需要への対応。
・路線整備は、淡路駅、十三駅付近の高架化事業及び新大阪駅周辺の整備等の進捗状況に合わせて着手。
大阪外環状線
(新大阪〜鴫野〜放出〜加美)
    ・貨物線として使用されている城東貨物線を利用し、その旅客線化を図る路線。
・大阪市外縁部で放射状路線を相互に連絡し、ネットワークを形成すると共に、新大阪へのアクセス等都心周辺部における環状方向の流動への対応。
・JR関西線等の混雑緩和、都心ターミナル集中の緩和等。
鶴町・茨田線
(鶴町〜大正〜長堀通〜京橋〜茨田〜交野方面)
・JR片町線と京阪本線に挟まれた大阪市北東部、0BP、茨田、鶴浜等の再開発に伴い発生する輸送需要への対応と共に、都心部におけるネットワークを強化するために必要。
・中量規模の輸送力を持つ地下鉄として整備。
・鶴町〜大正間の整備については、鶴浜地区の再開発の進捗状況に合わせて着手。
・鶴見緑地〜茨田間の整備は、茨田地区の再開発の進捗状況及び道路の整備状況等に合わせて着手。
・茨田から交野方面への延伸は、沿線地域の開発状況、当該開発に伴う新規需要の規模、京阪本線、JR片町線の輸送力増強及びこれらの路線のフィーダー輸送機関の充実による対応等を総合的に勘案して、路線整備の必要性について検討。
京阪中之島新線
(天満橋〜渡辺橋〜玉江橋)
    ・京阪本線天満橋駅から分岐し、なにわ筋線へ連絡する路線。
・中之島西部の再開発に伴い発生する輸送需要への対応と共に、京阪本線の輸送力増強、淀屋橋駅の混雑緩和。
・路線整備は、中之島西部の再開発の進捗状況、京阪本線の輸送力増強計画等に合わせて着手。
大阪市交6号線の延伸線
(動物園前〜天下茶屋)
    ・大阪市交6号線動物園前駅から延伸し、南海本線天下茶屋駅へ連絡する路線。
・大阪南部地域と都心部との間の輸送需要及び南北間の流動の増加に対応する路線であり、都心を貫通するネットワークを強化するとともに、大阪市交1号線、南海本線及び難波駅の混雑緩和。
阪神西大阪線の延伸線
(西九条〜九条〜難波)
    ・阪神西大阪線西九条駅と近鉄難波線難波駅を結ぶ路線。
・阪神地域と大阪都心南部間の輸送需要に対応し、東西方向の幹線軸となる路線であり、都心部のネットワーク強化と共に、大阪市交1号線の混雑緩和。
・近鉄難波線との相互直通運転により、阪神・阪奈間の広域的な流動に資する路線。
南港テクノポート線
(中ふ頭〜コスモスクエア〜大阪港)
    ・大阪市交南港ポートタウン線中ふ頭駅と大阪市交4号線大阪港駅を結ぶ路線。
・テクノポート大阪計画(南港地区)に伴い発生する輸送需要への対応と共に、南港地区と都心との間のネットワーク形成。
・新交通システムとして整備。
北港テクノポート線
(コスモスクエア〜北港南〜北港北〜此花方面)
  ・南港テクノポート線コスモスクエア駅から分岐する路線。
・テクノポート大阪計画(北港地区)に伴い発生する輸送需要への対応。
・新交通システムとして整備
・コスモスクエア〜北港北間の整備は、テクノポート大阪計画の進捗状況に合わせて着手。
・北港北から此花方面への延伸は、テクノポート大阪計画の進捗状況、当該整備に伴う新規需要の規模、北港〜大阪港間の路線による対応等を総合的に勘案して、路線整備の必要性について検討。
大阪モノレール
(大阪空港〜千里中央〜万博記念公園〜南茨木〜門真〜茨田〜荒本・堺方面)
  ・開発の外延化に伴い人口が増加しつつある郊外部において環状方向及び放射状路線相互の流動に対応すると共に、大阪国際空港への連絡を強化するために、モノレールとして整備。
・門真から茨田、荒本・堺方面への延伸は、東大阪新都心の整備状況、当該新都心の整備に伴う新規需要の規模、環状方向の他路線による対応等を総合的に勘案して、路線整備の必要性について検討。
北大阪急行南北線の延伸線
(千里中央〜箕面中部)
    ・北大阪急行千里中央駅から延伸する路線。
・箕面中部地域の新しい開発拠点の整備等に伴い発生する輸送需要への対応。
・路線整備は、箕面中部地域の開発の進捗状況等に合わせ、大阪市交1号線の混雑緩和の状況にも配慮しつつ着手。
国際文化公園都市モノレール
(万博記念公園〜阪大病院前〜国際文化公園都市)
  ・大阪モノレールの万博記念公園駅から分岐する路線であり、モノレールとして整備。
・国際文化公園都市等の整備に伴い発生する需要への対応。
・阪大病院前〜国際文化公園都市間の整備は、国際文化公園都市の開発計画の進捗状況に合わせて着手。
片奈連絡線
(田辺〜長池)
    ・JR片町線田辺駅とJR奈良線長池駅を結ぶ路線。
・JR片町線と奈良線を短絡し、開発に伴い人口が増加しつつある京都府南部地域と大阪都心部との間の広域的な流動への対応と、京都方面と関西文化学術研究都市との連絡強化。
・路線整備は、関西文化学術研究都市をはじめとする京都府南部地域の開発計画、JR片町線、奈良線の線路増設の進捗状況等に合わせて着手。
京阪奈新線
(生駒〜高の原〜木津方面)
  ・近鉄東大阪線生駒駅から延伸し、近鉄京都線高の原駅へ連絡する路線。
・関西文化学術研究都市の整備及び近鉄奈良線沿線における開発等に伴い発生する輸送需要への対応、大阪都心部と関西文化学術研究都市を直結する東西方向の幹線軸の形成と共に、近鉄奈良線の混雑緩和。
・祝園付近への分岐線は、関西文化学術研究都市精華・西木津地区の開発状況、当該開発に伴う新規需要の規模、生駒〜高の原間の新設路線、近鉄京都線及びJR片町線等からのフィーダー輸送機関による対応等を総合的に勘案して、路線整備の必要性を検討。
・高の原から木津方面への延伸は、関西文化学術研究都市木津地区の開発状況、当該開発に伴う新規需要の規模、JR関西線からのフィーダー輸送機関による対応等を総合的に勘案して、路線整備の必要性を検討。
泉北高速線の延伸線
(光明池〜和泉中央)
    ・泉北高速線光明池駅から延伸する路線。
・トリヴェール和泉等の整備に伴い発生する輸送需要への対応
水間鉄道新線
(貝塚〜清児〜土丸〜犬鳴方面)
  ・水間鉄道清児駅から分岐する路線。
・熊取南部地域の開発に伴い発生する輸送需要への対応。
・清児〜土丸間の整備は、当該地域の開発状況、並行する道路計画の調整等に合わせて着手。
・貝塚〜清児間については、清児〜土丸間の新設路線整備に伴う列車の運行状況等を勘案して、複線化の必要性について検討。
・土丸から犬鳴方面への延伸は、新設路線の運行状況、沿線地域の開発状況、当該開発に伴う新規需要の規模等を総合的に勘案して、路線整備の必要性について検討。
関西国際空港連絡線
(泉佐野・日根野〜前島〜関西国際空港)
    ・関西国際空港と南海泉佐野駅及びJR阪和線日根野駅を結ぶ路線。
・関西国際空港及びその関連施設の集積するりんくうタウンと、大阪圏の各拠点都市を中心とする市街地との間で発生する輸送需要への対応。
上新庄〜太子橋今市〜湯里六丁目     ・大阪市東部地域の市街地再開発の状況、当該再開発に伴う新規需要の規模、都市新バスシステム及び環状方向の他路線による対応等を総合的に勘案して、路線整備の必要性を検討。
住之江公園〜湯里六丁目〜喜連瓜破     ・大阪市南部地域における東西方向の需要の動向、テクノポート大阪計画の整備状況、当該整備に伴う新規需要の規模等を総合的に勘案して、路線整備の必要性を検討。
大日〜鳥飼付近〜高槻方面     ・淀川右岸地域の開発状況、当該開発に伴う新規需要の規模、京阪本線、阪急京都線の輸送力増強及びこれらの路線へのフィーダー輸送機関の充実による対応等を総合的に勘案して、路線整備の必要性を検討。
南巽〜弥刀方面     ・東大阪地域の開発状況、当該開発に伴う新規需要の規模、近鉄大阪線の輸送の動向等を総合的に勘案して、路線整備の必要性について検討。
八尾南〜藤井寺付近〜富田林方面     ・中・南河内地域の開発状況、当該開発に伴う新規需要の規模、近鉄南大阪線、長野線のフィーダー輸送機関の充実による対応等を総合的に勘案し、路線整備の必要性を検討。
大阪国際空港〜伊丹付近〜武庫之荘方面     ・阪神・北大阪地域間の需要の動向、沿線市街地の今後の整備計画、既存輸送機関の輸送状況等を総合的に勘案して、路線整備の必要性を検討








日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION