図33〜44に前述の元素分析結果を示した。ページの上段は実験用筏直下から採取した泥であり、下段は実験用筏周辺海底から採取した泥の各々の分析結果である。図33は舞根湾の筏直下の泥中の窒素(N)量を示している。4回の調査にわたって、A層からD層まで大きな差はなく1〜2mg-N/g乾泥を維持しており、最高値は10月のB層で約2.3mg-N/g乾泥であった。一方、図34に示した筏周辺海底の泥中の窒素量では、A層とC層が高い値を示し、6月から10月にかけて約2〜3mg-N/g乾泥であった。最高値は8月のA層で約3.5mg-N/g乾泥であった。
図33.舞根湾の筏直下の泥中の窒素(N)量
図34.舞根湾の筏周辺の海底の泥中の窒素(N)量
図35に舞根湾の筏直下の泥中の炭素(C)量を示した。層ごとの炭素量の傾向は、窒素量の傾向に類似し、最高値は10月のB層で約39mg-C/g乾泥であった。筏周辺海底の泥中の炭素量を図36に示した。これも窒素量の傾向に類似しており、A層とC層において高い値を示し、6月から10月にかけて約30〜40mg-C/g乾泥であった。8月にA層で最高値40.7mg-C/g乾泥を示した。
図35.舞根湾の筏直下の泥中の炭素(C)量
図36.舞根湾の筏周辺の海底の泥中の炭素(C)量
舞根湾の筏直下の泥中の硫黄(S)量を図37に示した。窒素量や炭素量の傾向とは異なり、硫黄量は上層より下層のC、D層で高い傾向を示した。筏直下での最高値は8月のD層で7.5mg-S/g乾泥であった。筏周辺海底の泥中の硫黄量を図38に示した。ここでは、常にC層で硫黄量が高く、最高で8月に13.9mg-S/g乾泥と非常に高い値を示した。
図37.舞根湾の筏直下の泥中の硫黄(S)量
図38.舞根湾の筏周辺の海底の泥中の硫黄(S)量