日本財団 図書館


2. 船の種類と各部の名称の概略
 海の上に浮んでいる船は、種々な目的のために造られ、使用しやすいような構造となっています。皆さんもこれまで、大きな船や小さな船、種々な船を見たと思います。今日沖合に出たら、どんな船に出会うでしょうか。富山湾、各港に出入りする船で一番多いのは貨物船です。(ロシアから木材を運んでくる船、ガソリン、軽油を運ぶタンカーなど)貨物のみでなく、旅客を運ぶ(フェリーなど)客船も含めて、商業目的に使われている船が商船で、代表的な船の略図を揚げておきます。
z0002_01.jpg
貨物船
z0002_02.jpg
客船
z0002_03.jpg
オイルタンカー
z0002_04.jpg
コンテナ船
 富山湾では多くの漁船が漁業を行なっていますが、漁船も獲る魚の種類により、漁船の外観は異なっています。その他、海難救助や海上取締りに活躍している白い船体の巡視船も見かけることがあると思います。
z0002_05.jpg
巡視船
モーターボートの各部の名称
ボート乗船にあたり、乗船者の安全確保上、覚えておいて頂きたい各部の名称を書きました。(A、B、Cの記号)また、これを機会に、その他各部の名称(イ、ロ、ハ)も覚えて貰えればと思います。
z0002_06.jpg
A.舟首、おもて(バウ)  
B.舟尾、とも(スターン)   イ.船橋、せんきょう(ブリッヂ)
C.右舷、うげん(スタボード)   ロ.防舷物、ぼうげんぶつ(フェンダー)
D.左舷、さげん(ポート)   ハ.航海灯、こうかいとう
E.舷縁、げんえん(ガンネル)   ニ.バウクリート
F.甲板、こうはん(デッキ)  
z0002_07.jpg








日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION