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1. 私達と富山湾
 私達富山県民にとって、立山連峰と富山湾の風景は、日常生活の一部にもなっている感じがしますが、富山湾について、知っていることは何ですかと聞かれたとき、皆さんはどのようなことを答えることができるでしょうか。
 今日は短かい体験ながら、海上に出て立山連峰を眺め、潮風にふかれて、富山湾についての知識を深め、また素晴らしい自然の風景を郷土の誇りと思って、これは守っていかねばならない大切な財産ということを知って貰えるならば、私達スタッフの喜びとするところであります。
〔富山湾の特徴〕
(1)大陸棚がなく急に深くなっている。特に黒部川、早月川、神通川、庄川河口は急に深くなる海谷がある。(深層水の利用)
(2)島が2つしかない。(虻ヶ島、唐島)
(3)蜃気楼、ホタルイカ、埋没林など、他の海ではみられない現象、生物がいる。
(4)定置網が多い。(定置網漁業の発達)
(5)太陽が山から昇り、山に沈んでいく。(水平線からの日出没が見られない)
(6)西側に能登半島があるため、冬の季節風が、さえぎられて冬でも比較的穏やかである。
(7)海上から3,000m級の連峰を眺めることができる。
(8)大きな川が7つも流入している。このような特徴があり、今日の航走するコースでも、深い所では350m(富山新港沖)もの水深があります。
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