日本財団 図書館


操法審査要領
第15回全国女性消防操法大会審査要領
1 この要領は、第15回全国女性消防操法大会の審査について必要な事項を定める。
2 審査員
(1) 審査長(消防大学校長)
(2) 副審査長(消防庁防災課長)
(3) 審査員(日本消防協会の指名する者)
(4) 審査班の編成
z2021_01.jpg
3 審査員所掌事務
(1) 審査長は審査員を指揮監督し、審査事務を掌理する。
(2) 副審査長は審査長を補佐し、審査事務にあたる。
(3) 審査班長は審査員を指揮して審査の進行を図るとともに、各審査員の審査事項を点検し、採点上の必要な事項について指示する。
(4) 審査員は審査班長の指揮に伴い、審査要領に基づき公正な審査を行うとともに審査上疑義ある場合は、ただちに審査班長に連絡しその指示を受け、担当区分の審査を行う。
4 審査の範囲
 審査の範囲は、「操法開始」を指示したときから、指揮者の「わかれ」により解散するまでの間とする。
5 審査の要点
 消防操法の基準(昭和47年5月11日消防庁告示第2号)によるほか、別に定める「第15回全国女性消防操法大会操法実施要領」に基づき各隊員の操作要領、行動、動作全般及びホース延長並びに有効放水所要時間について審査し、要点は次のとおりとする。
(1) 士気、規律
(2) 迅速な行動、動作
(3) 確実な操作
(4) 消防用機械器具の精通とその愛護
(5) 各隊員の安全
6 審査の基準及び方法
(1) 採点方法
 各操作員の行動審査得点、計時審査得点及び総合審査得点を加算する方式とする。
(2) 行動審査の採点方法
 各操法要員に10点を配分し、持点から減点した残りの点数を得点とし、要員5人の点数合計を得点とする。
(3) 計時審査の採点方法
 指揮者の「操作始め」の号令の「め」から、放水により2個目の標的を落とすまでの所要時間を計時し、55秒台を20点、それより時間を超えた場合、持点から1秒につき1点減点とし、速い場合、5秒までの短縮を評価し、1秒につき1点加算し得点とする。
(4) 総合審査の採点方法
 5項目に各5点を配分し、5段階評価した5項目の点数合計を得点とする。
7  順位の決定
(1) 総合得点の大なるものを優位とする。
(2) 総合得点が同じ場合は、計時審査の所要時間(100分の1秒まで計時)の速いものを優位とする。
(3) (2)が同じ場合は、出場隊員の平均年齢(小数点第1位四捨五入)が高いものを優位とする。
(4) (1)から(3)までに方法によっても順位が決定しない場合は、審査長が優位を決定する。
8 操法の中止
 操法の実施中、隊員に不測の事故が発生し、操法の続行が不可能と認められる場合は、事故発生時点から90秒を経過した時点で操法を中止とする。








日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION