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ことば言葉
知ってる?最新用語
新型特別養護老人ホーム・ユニットケア
 施設の中をいくつかの居住単位に区切り、10人前後のお年寄りが暮らす空間を一つのユニットにして介護するのがユニットケア。新型特養はこのユニットケアと個室化が特徴となる。
 介護保険では特養が介護保険施設として、利用者の選択が大きく広がったことを受けて、「完全個室化」や逆に高齢者の個室への引きこもりを防ぐケア、個人にあわせたケアが可能となるよう工夫され、特養も変わろうとしているという印象が強い。
 在宅介護と組み合わせて利用できるようになったのが特徴だが、しかし新型特養では、「在宅」とのバランスをとるため、特養利用者から居住費(5万円前後?)も徴収する。いずれにしても特養ホームは入居者にとってはそこが住みか。制度だけに頼らずぜひ各施設ごとに利用者本位での運営をお願いしたい。
教えて!基本用語
ワーク・シェアリング
 英語で「仕事の分かち合い」の意味。雇用を維持するために、1人当たりの労働時間を短縮する。その分賃金も安くなる。慢性的な高失業率に苦しむヨーロッパで20年ほど前から検討され実際に活用されている。
 日本でも不景気が続く中、最近導入が積極的に唱えられるようになった。
 一方、ワークシェアリングは、柔軟な働き型を実践できるモデルとして、多様な生き方の基礎ともなる。企業論理だけで振り回されては困るが、元気高齢者や子育て中の女性などには味方ともなるもの。良い方向に定着させていきたいものだ。
失業率
 政府の発表する経済動向と生活実感は、たいてい一致しない。失業率にしても、数字にはピンとこないが、会社の倒産でパートを解雇された近所の人や、リストラに遭った友人の話は身につまされる。日本の失業率は、世帯からの回答に基づく標本調査方式によるもの。完全失業率とは労働力人口に占める完全失業者の割合で、一定の期間(月末1週間)に少しでも仕事をすれば、就業者とみなされる。
 アメリカと比べると失業者になる率は日本の方が低いが、失業期間は長いという。専門家には「率」の評価検討ばかりでなく、新しい社会変化に合わせた策をぜひ様々に打ち出していってほしいものだ。
 
バックナンバーのお知らせ BACK NUMBER
「さぁ、言おう」の最近6か月のバックナンバーの内容の一部をご紹介します。詳しくは編集部までお問い合わせください。
「さぁ、言おう」2002年2月号
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●対談/日本でも始まった治療の事前指定とは 二ノ坂保喜さん
●特集/老親と離れて暮らす 子の思い、胸の内
●特集介護保険/要介護認定の仕組みの見直しは進んでいるか?
●ふれあい活動奮戦記/NPO法人いぶりたすけ愛(北海道)
●団体情報/東海・北陸・近畿・中国・四国ブロック
「さぁ、言おう」2002年1月号
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●巻頭言/学校協力勝手連のすすめ
●特集/学校へ行こう!
●特集介護保険/高齢者の居場所は官も民も皆で支える自立支援住宅に
●ふれあい活動奮戦記/NPO法人たすけあい佐賀(佐賀県)
●生き方・自分流/井筒 紀久枝さん
「さぁ、言おう」2001年12月号
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●対談/新しい世紀を拓く社会貢献教育 尾木直樹さん、寺脇研さん
●特集/あなたも始められるNPO活動
●特集介護保険/生活支援としての家事援助とは
●ふれあい活動奮戦記/NPO法人WAC清水さわやかサービス(静岡県)
●団体情報/九州・沖縄ブロック
「さぁ、言おう」2001年11月号
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●巻頭言/「時間通貨をすすめよう!」縦型・横型のドッキング
●特集/身体拘束・縛らない介護は可能ですか?
●特集介護保険/お年寄りの居場所は若者が創る
●ふれあい活動奮戦記/NPO法人ケア・ハンズ(埼玉県)
●生き方・自分流/NPO法人在宅福祉たらっペ会理事長 飯島龍一郎さん
「さぁ、言おう」2001年10月号
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●対談/“仲間たちと最後までここで暮らします”秋山博之さん、西條節子さん
●特集/定年後の理想と現実
●特集介護保険/自分でお金の管理ができなくなったら
●ふれあい活動奮戦記/NPO法人東海市在宅介護・家事援助の会「ふれ愛」(愛知県)
●団体情報/近畿・中国・四国ブロック
「さぁ、言おう」2001年9月号
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●巻頭言/構造改革とNPO・ボランティア
●特集/あなたは寄付をしますか、しませんか?
●特集介護保険/「グループホーム」は痴呆介護の切り札か?
●ふれあい活動奮戦記/小倉東区地域福祉推進委員会(福岡県)
●生き方・自分流/託老所あんき代表者 中矢暁美さん
月刊「さぁ、言おう」は、“活動する“投稿情報冊子です。
■NPO法人北九州あいの会
〒806−0023
福岡県北九州市八幡西区八千代町12−2
TEL 093(642)5313
FAX 093(645)0462
 
■四賀アイ・アイ
〒399−7417
長野県東筑摩郡四賀村大字刈谷原町759−1
TEL 0263(64)4040
FAX 0263(64)4400
 
■山口県鹿野町立鹿野中学校
〒745−0302
山口県都濃郡鹿野町中町
TEL 0834(68)2289
FAX 0834(68)2401
 
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Bコース  3干円
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Bコース  2万円
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問い合わせ先
さわやか福祉財団
TEL 03(5470)7751 (担当:財務グループ)
*E-MAIL* mail@sawayakazaidan.or.jp
 
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編集後記
●今月号はいわば「沖縄特集」となりました。沖縄といえば長寿で有名。食事、風土、いろいろ語られていますが、快活な明るさも長寿の秘訣かもしれません。第二次大戦の傷跡が今なお残る複雑な事情がある中でも、力強く朗らかに生きていこうとする皆さん。そしてそんな地に「日本人」となることを選んで暮らしている武永さん。それぞれの皆さんの思いをどうぞご覧ください。
(し)








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