ことば・言葉
知ってる? 最新用語
ISO
日本語では「国際標準化機構」と訳される非営利の団体で、「モノ」や「サービス」までを対象に、その流通を促進するための様々な国際的標準規格を発行中。たとえばISO9000シリーズは品質マネジメントの国際規格でありISO14000シリーズは環境管理のための規格である。これらの規格に法的な強制力はないが、「国際標準」であるため注目が高まり、日本でも認定取得の努力をする組織が増えている。
介護関連サービス企業でも、「ISO9001」の認証を取得した事業者数は全国で2万近くにのぼるとか。国際標準規格に照らし合わせながら、管理体制や経営改善を推進するのが合理的と判断した事業者が多かったということか。いずれにしても、質の高いモノやサービスを提供してくれるためのものならこれからもどんどん広がっていってほしいものだ。
教えて!基本用語
社会福祉士
高齢者や障害のある人の相談に乗り、助言や指導等の援助を行う社会福祉の専門家。学歴や専攻科目、実務経験など、法律で決められた受験資格を得た人が、年1回の国家試験に合格して取得できる国家資格で、1987年に生まれた。社会福祉士登録簿に登録して、老人福祉施設や医療機関、また相談機関や社会福祉協議会などで仕事を行う。
福祉サービスを求める人の状況やニーズを的確に判断し、適切な援助をし、納得いく解決を目指すのは実はとても大変な仕事。バランスの良い知識とともに誠実で温かな人柄をぜひ期待したいもの。
介護福祉士
社会福祉士と同じく1987年の「社会福祉士および介護福祉士法」によって生まれた国家資格である。専門的な知識や技術により、身体が不自由な高齢者や障害のある人の、入浴、排泄、食事、着替え、移動など、様々な日常生活の介護を行う。
社会福祉士の活動が総体的なものとすると、こちらは直接、現場で介護をする実践編といったところ。施設の寮母やホームヘルパーとして従事するが、介護保険制度の導入以後ニーズは高まる一方。施設であれ在宅であれ、それぞれの場でいかに「生活の質」を高めていくかが重要になるので、その実現のため介護福祉士の活躍には大きな期待がかかる。