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本事業の実施状況
目標達成度:
[1]平成14年3月のアンケート調査では、本事業による不登校生の就学者は、523名となったので、目的は達成された。
 
[2]インターンシップで企業等に行った人数は定かではないが、ボランティア・就職・アルバイト等を含めると、社会参加受益者は167名となった。目標達成率は83.5%で、充分とはいえないが、社会参加への方法論が確立されたので、平成14年度は見通しが明るい。
 
事業の実施内容
[1]「不登校生受入機関の調査」
 進学面では不登校生を受け入れている学校や民間教育機関、また卒業後の進路面では専門学校や職業訓練所、更にはインターンとして彼らを受け入れる企業に対し受け入れ内容や条件を調査する。
 
[2]「社会参加経験のある元不登校生ボランティアの募集」
 元不登校生で、既に社会参加している方や学校に通えるようになった方で、体験を活かして後輩の相談にのってくださる方、経験談を語ってくださる方を募集する。
 
[3]「不登校生の進路と社会参加」シンポジウム及び相談会I
 ネットワーク構築のため、不登校生インターン受入企業・教育機関等が一堂に会して不登校生の進路と社会参加や、地域の連携の方法について研究討論会を行う。
 引き続き進学や就職、いじめ、ひきこもり、家庭内暴力、非行などの相談にのる。 [1]・[3]の場所は以下の16県
 岩手、福島、栃木、茨城、埼玉、山梨、静岡、新潟、長野、滋賀、和歌山、岡山、鳥取、香川、長崎、熊本
 相談員は、彼らを受け入れる教育機関や企業、団体の方々及び本協会の相談員
 
[4]「社会参加経験者の研修」
 [2]で応募した方のうち、希望者に相談員・講師としての研修を行う。
 
[5]「不登校生の進路と社会参加」シンポジウム及び相談会II
 不登校経験者が司会やパネラーを務めるシンポジウムと彼らが教育機関や企業の方々と共に相談員となる相談会を行う。
場所 北海道・宮城・千葉・東京・神奈川・愛知・石川・京都・奈良・大阪・兵庫・広島・愛媛・福岡・鹿児島・沖縄
 
[6]「社会参加希望者の研修」
 不登校生がインターンとして受け入れられるよう2泊3日の研修を行う。








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