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7.今後の取り組み
 2001年8月に本構想は、「大阪圏におけるライフサイエンスの国際拠点」として国の都市再生プロジェクトに選定され、国家的プロジェクトとして推進されることとなった。
 今後は、本構想の中核施設である、企業向け貸しスペースを備え、医療関連に特化して起業化を支援する「メディカルビジネスサポートセンター」の整備を行っていく。
 最先端の臨床研究の情報拠点として、「(仮称)臨床研究情報センター(トランスレーショナルリサーチ・インフォマティクスセンター)」の整備も行う。同センターでは、大学・医療機関、製薬企業などから研究データの提供を受け、データベースを構築し、それをもとにデータ処理・新しい解析技術を研究し、その成果を還元する。バイオ情報処理等の人材育成にも取り組んでいく。また、関西経済連合会が提案されている、個人の体質に合せた薬物療法の研究を行う「ゲノム先端医療研究開発センター」と連携していく。
 さらには、医療関連の産業化・事業展開のための人材育成・供給を行う「トレーニングセンター」の早期具体化を図っていく。
 2001年8月に、広く関西の産学官のトップが参集して設立された「関西バイオ推進会議」の場を活用しながら、京阪神の大学をはじめ、兵庫県(SPri ng−8)、大阪府(彩都構想)などとの連携により、関西全体をステージとするクラスターづくりに貢献していきたいと考えている。
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