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調査位置:三河湾東幡豆沖約6km(図1)。
覆砂状況:昭和58年6月に1区5m×5mの範囲で覆砂厚10cm、30cmの2区を施工(図1)。
調査結果:底生生物群別季節変化を図2に示す。覆砂直後の昭和58年7月には覆砂区の方が源地盤区よりも個体数は少なかった。覆砂30cm区では湿重量も少なく、源地盤との差が顕著であった。9月には個体数は各区域ともに明瞭な差はみられなかったものの、湿重量は覆砂30cm区で少ない傾向がみられた。昭和59年1月以降は9月を除き、個体数、湿重量ともに覆砂区で多い傾向がみられた。
キャッピングの影響:覆砂直後において影響はあると考えられる。しかし、底生生物の出現状況は覆砂10cm区では3ヶ月後、30cm区では5ヶ月後に周辺海域と差がなくなったことから、一定期間後にはキャッピングの影響が無くなると考えられる。
出典:昭和59年度三河湾底質浄化効果追跡調査報告書 昭和60年3月 運輸省第五港湾建設局・衣浦港工事事務所
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図1 調査位置
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図2(1) 底生生物調査生物群別季節変化〔個体数〕
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図2(2) 底生生物調査生物群別季節変化〔湿重量〕








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