事例16 クレーン作業の荷崩れに巻き込まれ
職種/鉄工 年齢/45才 経験年数/23年 勤続年数/23年
走行ジブクレーン軌条内に止めていた高所作業車を移動してもらうため、クレーン軌条内に入り玉掛け者と話していた。一方、フォークリフトでクレーン軌条横までで運搬されてきた、ボイラー用循環ポンプ(64 kg)をクレーンで軌条内に設置している移動式倉庫に格納する作業が近くで行われていて、2.5m程吊上げ、旋回し始めた直後、ポンプがバランスを崩し落下し、本人の左肩をかすめながら左足先にあたり受傷した。
作業時は人払いの徹底をする
事例17 ボール盤作業中に手を巻き込まれ
職種/鉄工 年齢/58才 経験年数/30年
エアーテスト治具(盲フランジ11×540ψ)を製作するため、盲板をボール盤にセットし、ボルト穴あけ作業をしていたところ、キリコが手袋・袖口に巻き付き手を巻き込まれ受傷した。
ボール盤作業では手袋の使用を禁止する
事例18 丸鋸昇降盤で材料を加工中に手が刃に接触
職種/木工 年齢/61才 経験年数/37年 勤続年数/37年
本人は木取りのための治具が不足したため、丸鋸昇降盤で1本目の加工を終え、2本目を加工中終端部近くになった時、材料が踊り出したため材料を押さえていた左手が丸鋸の刃にふれ受傷した。このとき、右手で押し棒を使用していたが、接触予防装置を使用していなかった。
接触予防装置の使用を徹底する
事例19 超高圧ウォータージェットの高圧水を身体に受け受傷
職種/塗装工 年齢/48才 経験年数/10年
本人は、同僚と超高圧ウォータージェットを使用し、甲板上の錆打ち作業に従事していたが、高圧ホースがハンドレールに当って超高圧ウォータージェットの操作がしにくくなったので同僚に合図をし、高圧ホースをハンドレールからかわしてもらった。その時本人はホースを肩から担いでいたため、身体ごと引っ張られ、ぐらついてノズルの先端が変わり高圧水が右足甲に当たり受傷した。
新機種の使用にあたっては安全性を確認する
事例20 研磨作業中にブラシの切れ端が飛散し眼に受傷
職種/塗装工 年齢/46才 経験年数/12年
本人は、総組ブロックのタンク区画内の反転ピースの裏焼け箇所の縦通肋骨(サイドロンジ)角部を、コーナーブラシ(ベビーサンダー)で磨いていた。目の保護具としては、セロハン着装のみ(防塵メガネ未使用)で磨いていたため、飛散したコーナーブラシの切れたワイヤが右目に刺さり受傷した。
研磨作業時には防塵一眼メガネの完全使用を徹底する