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事例27 部材の吊りクランプが外れ部材とロンジに足を挟まれ
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発生状況 職種 鉄工 年齢 50才 経験年数 5年
 本人は、バーチカルウェブを配材するため、バーチカルウェブのフランジ(150mm×12 mm、掴み代70mm)に横吊りクランプを2カ所(吊り角度50°)で掛けたうえで、ホイストクレーンで吊り上げ、定位置に移動し、グランプをかけたまま仮置きした。その後ウェブを定位置に寄せるため、バーチカルウェブとロンジの間に入り、ハンマーで叩いたところクランプが外れバーチカルウェブが本人側に倒れロンジとの間に挟まれ受傷した。
 
原因 対策
1.仮置きしたため、クランプの噛み込み力が少なくなり、フランジから外れた。 1.ネジ式または安全ロック付クランプを使用する。
2.クランプの機能を理解していなかった。 2.クランプの機能を主体に再教育を実施する。
3.作業する位置が悪かった。 3.万一を考慮して作業位置を考える。








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