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事例25 塗装ステージ吊上げ時にワイヤーが引っかかり横転
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発生状況 職種 塗装工 年齢 62才 経験年数 6年 勤続年数 6年
 塗装用ステージ吊上げ装置の法定年次検査準備のため、本人を含む4名が検査場所のドック扉船上への配置に取り掛かった。岸壁上に仮置されたステージを吊上げ、船上に運ぶため本人と現場指揮者がステージに乗り込みステージ内に置いてあった玉掛けワイヤーロープ(2本)をクレーンのフックに掛け、本人の玉掛け合図で吊上けにかかった。ワイヤーロープが張り掛かった際、片方のワイヤがステージ床裏の脚に引っかかったのを見てクレーンの巻き上げを止めたがステージが横転し受傷した。
 
原因 対策
1.ステージを仮置きした地面に凹凸があり、ワイヤが引っかかりやすかった。 1.仮置きする場合であってもまくらを使用する。
2.玉掛けワイヤーの状態を確認しないで巻き上げを行った。 2.地切り前の一旦停止動作まで、吊り荷から目を離さない。
3.吊り荷の中で、玉掛けワイヤーの張り合わせを行った。 3.吊り荷の中、上での玉掛けワイヤーのワイヤの張り合わせばしない。
4.玉掛け作業基準の遵守の徹底が不十分であった。 4.作業基準書により再教育を行なう。








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