日本財団 図書館


事例21 クレーンで配材中に部材が倒壊し挟まれ
z1030_01.jpg
発生状況 職種 溶接工 年齢 62才 経験年数 30年 勤続年数 6年
 本人は、パネルの溶接をするため段取りを行い作業を開始しようとしていた。そのときクレーンで近くに配材されてきた部材がクランプをとり外したとき回転しながら倒れてきた。本人はこれに気づいて避難したが、かわしきれず部材の側面と床面との間に挟まれ受傷した。
 
原因 対策
1.付近の作業者の人払いを行なわなかった。 1.吊り荷の下、周辺の人払いを行なう。
2.ベース板下部のブラケット2本が、アスファルト敷きの定盤に食い込んだためベース板がたわんでいた。 2.ベース板を盤木等で水平補正するとともに、アスファルト定盤の使用を禁止する。
3.ベース板上に配材が置かれた直後の安全確認が行なわれなかった。 3.吊り荷を着床させた時に、ワイヤーを緩めず、荷の安定を確認する。
4.倒れ防止措置をとらなかった。 4.仮止め溶接を規定通りに実施する。








日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION