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 この「中高齢者の災害事例と安全対策」は、競艇の収益金による日本財団の平成13年度助成事業として作成されたものです。
 製造業一般にいえることですが、造船現場においても作業者の高齢化が進んでおり、中高齢者が労働災害の被災者となる例が増えてきています。
 当業界における中高齢熟練技能者は貴重な人的資源であり、現場の主力となっていますが、加齢に伴う心身機能の変化を避けることは出来ません。
 過去の災害事例を収集・分析し、広く紹介することによって、中高齢者の災害防止に役立てたいとの願いをもって本書を取り纏めました。
 本年度は昨年度取り上げていない挟まれ・巻き込まれ、倒壊・崩壊、飛来・落下、酸欠、感電などの災害事例を取り上げ第2集として取り纏めました。
 是非、昨年度刊行した墜落・転落編と併せて中高齢者の安全対策資料としてご活用ください。
 本書の取り纏め・刊行にあたって、ご援助いただいた日本財団をはじめ、技術安全委員会の委員各位、取り纏めにご協力いただいた各位に心から感謝申し上げます。
 本書が広く活用され、災害防止に役立つことを念願して止みません。
 
平成14年3月
 
社団法人 日本造船協力事業者団体連合会








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