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[2] 自動車専用道路ランプヘの10分圏の拡大
 本市の都市高速道路は、小倉都心部と市街地周辺を結び、市内の各拠点間のものの流れをスムーズに行うとともに、都市の活性化などに大きな役割を持っている。
 現在、高速5号線を整備中であるが、これは既存の高速2号線と高速4号線を結び自動車専用道路の環状化を図るもので、都市の働きを一層向上するものである。
 なお、「北九州博覧祭」の開催に合せ、高速5号線の一部は7月2日に開通した。
 また、都市高速道路など自動車専用道路の利便性向上と利用促進のため、最寄りのランプやICに接続する道路の整備を進めており、この10年間の道路整備により、10分以内で到着できる範域「ランプ10分圏」は約1.5倍に広がった。
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ランプ10分圏の拡大
[3] 交通渋滞対策
 本市の総走行台キロは763万台キロと福岡県全体の20%を占め、単位面積当りでは、1.6万台キロ/km2と福岡県平均の約2倍、全国平均の約5倍の水準にあり、自動車流動が高密度となっている。
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交通量密度
 これらの自動車交通の多くは、東西軸と南北軸が交差する小倉都心や黒崎副都心で合流するため、朝夕をピークに渋滞が慢性化しているのが現状である。
 そこで、従来の交通容量拡大策(バイパス整備や交差点改良等)とともに、モノレール、高速バス等に乗り継ぐパークアンドライドや小倉都心部における循環バスなど「交通需要マネジメント(TDM)」施策にも積極的に取り組んでいる。本年6月からはJR戸畑駅に隣接する大手スーパーの協力を得て、民間駐車場を活用したパークアンドライドを開始したところである。









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