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5.推進員の声 −会誌から−
 全国に広がる推進員の数は現在572名であるが、その配置は広い地域に1〜2名と少なく、各推進員は日々の活動に伴う疑問や不安感、意見等を持ちながら、それぞれの状況の中で積極的に周知啓発活動を行っているところである。
 推進員のみなさまの連携を深め、今後のみなさまの活動の参考としていただくために、各地方本部で発行している会誌から、本活動に対する推進員のみなさまの率直なご意見、ご感想を紹介することとしたい。
 
自己紹介 網走支部 金澤 克 推進員
 私が主に担当する地区は、知床国立公園を含む約100キロメートルの海岸線となります。当地区はさけ・ます定置網漁業を主産業とする農漁村であり、また、年間約170万人余の観光客が訪れる観光地であります。さけ・ます河川遡上日本一の斜里川を抱える当地ではさけ・ますふ化事業には特に力を入れております。
 それに伴い河川や海面の環境保全には、日頃、特別の注意を払っています。
 しかし、近年の海洋レジャーブームと秋さけ船釣りライセンス制の実施に伴い、港や海浜において、レジャーゴミが多量に散乱することもあり、その処理に関係者は苦慮している状態にあります。
 更に、オホーツク海においては、サハリンの油田開発に伴い、大型油タンカーの航行も始まるため、新たに海洋油濁問題について危惧されているところであります。
 この風光明媚な自然の幸に恵まれた海の環境を守るために、微力ながらお役に立てれば幸いと考え推進員を努めさせて頂きます。
(北海道地区会誌「きたきつね」第10号)
 
自己紹介と雑感 山形県支部 嶋屋 清松 推進員
 私は、山形県沿岸のほぼ中央部にある加茂港に住んでいます。
 ご承知の方も多いと思いますが、当港より北部は秋田県境まで砂丘地帯で、南部は新潟県境まで岩礁地帯で、海岸全長は約100キロメートル弱です。
 酒田海上保安部の五十嵐専門官からの依頼により、推進員になってから今年4月で丸1年になりました。その間、第二管区海上保安本部、酒田海上保安部で会議及び講習会などに参加して多くの方々から貴重な意見を聞いて勉強になり、それらを参考にして活動に役立てています。
 私は、当地区の磯見漁業協同組合に加入していますので、組合員の方々から海に関係する様々な情報を聞いています。特にゴミ類については、海岸にかなり散乱しているのが目に付くが、その大部分は陸上から捨てられ、河川を経由して海域に流入しているのが現実である。特に、梅雨時期には流れ物が多く、刺し網に掛かる物は、雑草、ゴミ類(各種)、海藻類、魚類の順となっている。また、目で見えるゴミ類より、むしろ海底に蓄積している量が多いのではないかと思われる。
 このような状況の中で漁業関係に携わっている者としては、海洋、海岸、港内に散乱するゴミ類は、あらゆる水産動植物に対して悪影響を与えていることであり、将来の海国の日本としては重大な問題であると思っています。全国の推進員の皆さんが、海洋環境保全活動に対してご苦労されていることを痛切に感じます。
 私も今後、海上保安部は勿論のこと地元市町村の関係機関と、綿密に連絡をとって活動を実施したいと思っていますので、今後ともよろしくご指導お願いします。
(東北地区会誌「なりはま」第9号)
 
巡視船やしまを拠点とした海洋体験学習 横浜支部 加藤 登 推進員
 海洋体験学習は、国民が海に関する広い体験をすることによって「青い海を残す活動」「海での人命安全確保」「海上を使って発生する犯罪の防止」「海上災害の防止と救助」などの知識・理解を得て頂くことにより、海洋について個々が望ましい生活態度を育て続け、良い社会生活環境を醸成して行けることを願った行事計画でした。
 参加対象は子どもの頃の体験に大きな効果が期待できるという仮設設定で、小学校児童の参加ということで計画が進展しました。
 しかし、夏休み初日(海の記念日)のことで、学校選定や引率教員の確保で関係各位には大変ご苦労がありましたが、学校が決まると参加希望者が多かったので(当初は小学校1校6年生対象10人の計画)、20人までを受入れることとしました。
 引率教員は、学校研修行事で確保出来ませんでしたので、海上保安官が引率者となり実施可能となりました。
20日(第1日目) 1000「やしま」乗船
   乗船式・実施計画説明書注意・部屋割・船内見学・身辺整理と、それはいつもには無い保安官並みの厳しさです。しかし児童の目は頑張るぞとばかりの輝きを感じさせていました。
1200 自分たちで昼食の準備・食事・後片づけ・今日からの食事は自分たちの仕事です。
   調理経験の少ない児童の指導担当をされた保安官のご苦労で、2日目には児童の手際が上達したようです。親任せの食事は、自分たちの手で!貴重な経験であったと思います。
1300〜1400は小型艇に分乗して、横浜港内探索と海水水質検査サンプル採水。
1400〜1530は
[1]海水と飲料水の水質汚染について試薬検査。
[2]下水道に流入する汚水と、処理についての講義でした。
 暑い中海上活動の後、75分の実験・講義でしたが、私語・居眠りがないばかりか、終始、驚きの声を上げたり、疑問・質問・意見を活発に出したりして、よくいわれる学級崩壊の片鱗も感じられませんでした。
 この後はクイズを交えたりラックスした学習が続き、夕食後は「やしま船上」での「みなとまつり国際花火大会」観覧で、児童の中には「本当の美しさが心に残った」と語る者がいました。
2200 船内ベッドで就寝。
21日(第2日目)
      省略
 終了式は黒川暁博船長から終了証が授与されました。児童は「やしま」乗組員及び関係保安官の隊列の前で、きびきびした動作で作法正しく証書授与を受けました。また、森田さんの「謝辞」は内容が充実し、立派に述べられ感動しました。
 教育には、指導者の指導力と信頼性、教育の内容の充実、工夫した教育体験の場の設定が大切で有ると言われています。教育の荒廃を憂える今日の学校教育に教えられることの多い体験行事でした。
 児童にとっては、スケジュールが少しきついかなという思いは有りましたが、これが児童にとって「我慢して生きていく」生き様を見出す貴重な体験に!「環境保全への認識」を高める機会になったことと思います。
 横浜保安部の当初の目的は、期待以上の成果であったと思量しています。
 来年度以降は、参加校・参加人員を拡大願えれば幸甚です。
 末筆になりましたが、横浜市教育委員会・横浜市立元街小学校のご協力と横浜市下水道局のご指導と資料御提供に対して、心からお礼申し上げます。有り難うございました。
(関東地区会誌「かんきょう」第14号)
 
推進員レポート 神戸支部 金岡 尚子 推進員
 私は、公募により平成12年の春から推進員となりました。幼稚園や保育所に勤めていたこともあり、海上保安庁の方が作られた紙芝居を通して海の環境保全のメッセージを伝えたり、海岸清掃に参加したり、家族や友人と出かけた際にゴミをひろったり、持ち帰りをお願いしたり等の微力な活動をしています。
 私が応募した大きな理由のひとつは海がとても好きなことでした。子育て中の私は、何らかの形で社会奉仕に参加したいと日々考えていました。そんな時、西宮の市政ニュースの欄に推進員の公募の記事をみつけたのでした。
 「大好きな海と関われる」と感じました。海と山に恵まれ神戸で育った私は、幼いころより海を肌で感じていたように思います。夏は勿論、冬でも海岸へ足を運んでいました。(季節に関係なく)
 目的があるときばかりでありません。ただ、海を見ているだけの時もありました。
 なぜか“ほっと”したように覚えています。母なる海は癒しの力も持っているのではないでしょうか?私はそのように思えて成りません。そのような素晴らしい活力も秘めた素敵な海が汚されていくのはとても悲しいことです。
 海だけではありません、全ての自然にあてはまるのではないでしょうか。
 人と自然が共存していくことはとても難しい事です(永遠のテーマかもしれません)汚して悪くなる事は簡単なことです。しかし、元に戻すことやより良くすることは、とても時間を要する困難なことです。一人一人の心掛けが大きく影響していると私は思います。大人がリーダーシップをとり後世に残していくことも大切なことですが、物事の善悪を身に付けようとしている時期の子供達にこそ伝えるべきと思います。躾と同様に習慣となればよいのではないでしょうか。
 私は、その援助に関わっていきたいと考えています。
 私は、勤めていた時に目にした自然の中で過ごす子供達の輝ける表情が脳裏に焼き付いています。その表情を思い出す時、自然の大切さ、特に海や山の自然環境の悪化に心が痛みます。(海や山の自然破壊は食生活にもつながります。)大きさの異なる様々な動植物、滅びつつある動植物、それらと思いっきり触れ合える体験ができる素晴らしい世界が続くよう祈るばかりです。
 私には、まもなく2歳になる娘がいます。私が大好きな海を彼女も好きになって欲しいと願っています。彼女に推進員として様々なボランティアに関わっている姿を見て欲しいのです。口で伝えるのではなく、共にその時間を過ごし肌で感じて欲しいのです。
 自然を愛し大切にすること(守っていくこと)の素晴らしさ、その思想は全ての事柄にあてはまるのではないでしょうか。
 人は海からやってきて海に帰っていくという説があります。人の故郷である美しい海、青い海を守っていく推進員の活動に関われることに感謝し、様々なことを学び、持っている力を生かして活動していきます。
 これからも、海上保安庁の方々、関係者の方々よろしくお願いします。
(神戸地区会誌「海洋環境保全推進員だより」第16号)
 
きれいな海を子供達に残そう 坂出支部 西山 良明 推進員
 私の住んでいる香川県三豊郡仁尾町には、県内有数の遠浅の浜で知られる父母(チチブ)が浜という海岸があります。父母が浜は、干潮時に最大で幅約300メートルに及ぶ干潟が姿を現す遠浅の浜で魚介類などの生物が豊富でシギやチドリといった渡り鳥の飛来地となっており、自然のままの海岸が減少している香川県内においても、殆ど手つかずに近い状態で残る貴重な海岸として知られています。
 しかし、どこの海岸も同じでしょうが、特に冬場には海岸に漂着ゴミ等多数流れ着き大切な海岸が汚れてしまいます。
 そこで、仁尾町の有志がなんとかこの貴重な地元の海岸を守り、次の世代の子供たちに残せたらと思い始めたのが、毎月第一日曜日に行われている海岸清掃です。
 私もこの海岸清掃に参加しておりますが、清掃を終えてゴミの無い海岸を見ると、自分の心もきれいになったような気持ちになり、清掃活動に参加して本当に良かったと思っております。
 子供たちにきれいな海を残すためには、海洋環境を保全する思想をもっと普及させなければなりませんが、環境問題を良くするためには、それぞれの方が出来ることをすれば少しずつ良くなって行くと思っています。
 ですから私はこれからも、清掃活動等を続け、私達が掃除をした海岸を多くの方に見ていただき、その方が「海をきれいにしよう。」「きれいな海を子供達に残そう。」等の気持ちをもっていただければ、海洋環境保全思想の普及につながると思いますので、これからも故郷の自然を守るために清掃活動を続けて行きたいと思います。
(広島地区会誌「マリン・エコ・ネット」第46号)
 
御殿海岸清掃ボランティア 高松支部 尾野 健 推進員
 さる、5月6日(日)に「庵治町歩こう会」会員の皆さんのご協力で、今年も庵治町にある御殿海岸等の清掃ボランティアを実施しました。
 午前9時より御殿山遊歩道の横にある「庵治白石礁」の回りの草抜きと、ゴミ拾いをまず済ましてから、四国本土の最北端に位置する長さ二百メートル程ある御殿海岸に降りて、砂浜に沢山打ち上げられたゴミを拾い集めました。
 相変わらず多い空缶、空ビン、ペットボトル、発泡スチロール等、高松海上保安部より配布されたゴミ袋に手分けしながら約1時間位で40袋ほど拾い集めました。
 回収後、後片付けを済まし、昼前に解散となりましたが、毎年減らないゴミの量に参加者全員びっくりしながらも心地よい汗を流した一日に満足そうでした。
 また、一人一人がゴミを捨てないように話し合いながら、きれいになった御殿海岸の砂浜を後にしました。
 ここで一句、「このゴミは 全部人間 捨てたゴミ」。
(広島地区会誌「マリン・エコ・ネット」第47号)
 
小さくなった地球 厳原支部 根〆 幸博 推進員
 遠い昔、人類は、太陽が地球の周りを廻り、地球は、無限の広さであると言われた時代、地球は青い星で動物も植物も自然の摂理のまま生き生きしていました。
 その時代から長い年月が経ち、現在人類は、文明・科学などの進歩により地球の隅々まで知ることが出来るようになっています。人類の住みやすい環境のみを重視し、動植物の事を考えることはなく、また、海や山へと余暇を求める様になった現在、自然界は、いろいろな形で人類へメッセージを送って来ている様に思います。
 最近、世界各国が、以前の青い星「地球」を取り戻すための取組を始め、我が国日本でも環境問題、動植物との調和を重視する様になって来ました。このような中、学校でも環境問題を総合学習の授業に取り上げられています。
 昨年、対馬の厳原小学校より私ども海洋環境保全推進員に依頼があり、「学校で環境問題の講義をして下さい。授業の一部としてとりあげたい。」との事。
 今までは、フェリーターミナル等でフェリーの船長さんに「美しい対馬の海を取り戻すキャンペーンに取り組んでいます。是非船内で環境啓発内容の船内放送をしてください。」とお願いしたり、港内清掃活動等を通じ一般の方々への啓発活動を行って来ました。いつか講義の機会があればと思っていましたので、早速、先生方と打合せをした結果、子供達への講義は、退屈させないように保安部の協力を得てスタッフ6名で講義に臨むことにしました。
 当日、午前10時に講義が始まり、今回は小学校四年生が対象で、講義内容は、「推進員になったきっかけ」、「現在の環境の状態、今からでも一人一人の考えで取り戻せる。」でした。
 私の話の後、現状について、パソコンやスクリーンを使って説明し、簡単な実験なども盛り込みました。その結果、思ったより反響は大きく、予定時間を超えてしまった程で大成功のうちに終了しました。数日後、厳原小学校からのお礼と子供達一人一人からのメッセージ、それもイラスト付きでうれしい限りでした。
 この講義内容が子供達の心に残り、彼らが大人になる10年後に彼らの行動で何らかの成果が現れる事を期待したいと思う限りです。
 誰しも気軽に余暇を楽しむことが出来る現在、いつでも動植物と共存していける環境を守って行きたいと思っています。これからも、「未来に残そう青い海」をスローガンに海洋環境保全推進員として活動を続けて行きたいと思っています。
(門司地区会誌「しおまねき」第15号)
 
自己紹介と抱負 浜田支部 浅田 昌平 推進員
 私は、温泉津町で旅館業とダイビングショップを営んでおります。
 最近環境問題は、色々なところで話し合われていますが、さて私にできることは何であろうかと考えた場合、あまりにも問題が大きく自分自身、何もしていなかったように思います。
 この度、海洋環境保全推進員に初めて選任され、活動に参加することになり、もう一度、自然の大切さ環境問題の重要性を見つめなおし自分の近くから、推進活動を広げ一人でも多くの方に関心を持って頂けるよう思っております。
 山陰海岸にも、外国から沢山の漂流物が流れ着いてきていますが、同様に海外にも日本からの漂流物が流れ着いているのです。海は世界中に続いているのです。
 まず世界中の海から日本のゴミを排除し、「未来に残そう青い海」と世界中の人達が言えるようになればいいなと思っております。
 微力ではありますが、少しでもお役に立てれるよう、海洋環境保全の周知、啓発活動を推進していきたいと思いますので、ご指導、ご鞭撻よろしくお願いいたします。
(舞鶴地区会誌「海洋環境保全推進員だより」第14号)
 
抱負 浜田支部 鈴木 紀代美 推進員
 今回思いかけず海洋環境保全活動に協力させていただくことになりました島根県のダイビングプロショップ「シーワーク」です。
 ダイビングを通じ、水中の環境は年々汚れていくのがダイバーとしてとても悲しく思っていました。たまたま、水中写真同好会も持っていましたので、水中の環境汚染、海辺の調査などその現状を「太田市」「浜田市」「松江市」などでたくさんの人達にも、もっと「未来の海」に関心を持ってもらおうと思い、毎年「写真展」として開催しています。今年も江津市にある海洋館「アクアス」でたくさんの方たちに水中写真を見てもらおうと思っています。
 やはり、一人一人が大切にしていかなければ、自然はどんどん壊れていきます。海の中というのは人の目に触れにくいので気がつくと案外汚染が進んでいるのです。
 きれいに見えているだけなのかもわかりません。ダイバーも海辺で遊んでいる子供達、その周辺で生活している人達、みんなの協力で「海」を守っていきたいと思います。
(舞鶴地区会誌「海洋環境保全推進員だより」第15号)
 
富山県支部だより 富山県支部 三田村 護 推進員
 地球上の環境保全のうち特に海洋環境保全に対する関心が高まっていることを強く感じております。
 長年漁協の職員であったので、いつも海洋汚染防止には注意をしてきました。
 海や港の方へ外出するときは、できるだけ海岸線を通って、港、その周辺を意識して廻るようにしております。
 今年は特に家電リサイクル法案の施行などで海岸線への家電の不法投棄(テレビ・冷蔵庫・洗濯機等)がないか監視に努めたいと思っています。
 また、6月に入っては、難しいことは別として奉仕活動の充実などを盛り込んだ学校教育法改正案など児童・生徒の自主的な活動推進として奉仕活動、ボランティア活動が組み入れられることになりました。
 大人になってからでは遅いので小さい児童、生徒の時から海浜清掃など環境保全の推進に意識を持っていただければ近い将来には、もっと美しい海を蘇らせることができるものと信じています。
 これからも機会を見つけてボランティア活動等啓蒙運動に微力ながら努めたいと思っています。
 美しい富山湾、青い海を残すため頑張りましょう。
(新潟地区会誌「かんきょう通信」第11号)
 
佐渡支部だより 佐渡支部 木村 富美雄 推進員
 昭和60年に海洋汚染防止推進員として委嘱され早いもので、今年で16年余りになりました。その後名称も海洋環境保全推進員と変更になり環境通信の投稿も2回目であります。
 今振り返ってみると、いろんな事が思い出されますが、やはりなんと言ってもナホトカ号の重油流出事故でした。寒いのに毎日毎日多くの町民が参加し、重油の回収は本当に大変なものでした。
 あらためて海洋環境保全の大切さをイヤというほど思い知らされました。
 私も定期的に陸からと船から巡回監視を続けてきましたが以前から見ますと、海、海岸とも大分きれいになったように思います。
 わが町でも平成11年から下水工事が始まりましたが、商港、漁港共、徐々にでは有りますが海がきれいになりました。やはり港内その周辺海域を汚染している状況と言うものは、ただ船からのビルジ等の排出ばかりではなく、一般家庭からの排出、ゴミ投棄等が非常に大きな原因だと分かりました。
 又、今は釣りシーズンの最盛期だけに多くの地元、町外、島外を問わず釣り人が見えますが、まだまだマナーが悪く釣針、餌、空缶、ビニール袋等ゴミの放置、投棄が多く見られるようです。
 これからも今まで以上に、気をくばり佐渡のきれいな海を守り、後世に残す為、微力ではございますが、監視、啓蒙活動に頑張って行きたいと思います。
(新潟地区会誌「かんきょう通信」第12号)








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