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砂浜環境調査票(砂浜のまわり編)の記入上の注意とヒント
注14 【主な樹種】
木の種類がわかる場合にはここに種名を記録してください。
あまりよくわからない場合には「常緑針葉樹」「落葉広葉樹」「高木のヤナギ類」などと言った記録の仕方でもかまいません。 
注15 【平均樹高】
林の中の概ねの樹高を記録してください。木の高さは人の身長を目安にして測ると測りやすいです。
下の図を参考に記録してみましょう。
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注16 【奥行き】
背後林の奥行きを目視で観察して概略の距離を記入してください。 
注17 【ゴミの様子】
背後林の中を歩き、ゴミが多いか少ないか観察してください
注18 【砂浜周辺の河川】
調査 観察をする砂浜の中を小川や川が流れている場合には、「ある」とし、その川の名前を記録してください。
川の名前がわからない場合には記録しなくても結構です。
注19 【川幅】【深さ】
川幅と深さを観察して記録してください。目測で結構です。歩いてわたれる深さの場合には歩測で測定して記録してください。
深さは水深の浅い川の場合には最も深い場所での水深をメジャーで測定してください。ひざ丈を目安にひざ下での測定で結構です。
無理をせず、深くて記録できない場合には記録しないで結構です。
注20 【川岸の様子-護岸】
右岸と左岸別々に川岸の何%位が護岸に覆われているかを記録してください。
観察する範囲は「地形編」で示した観察の範囲内で行ってください。
注21 【川岸の様子-植生】
右岸と左岸別々に川岸の何%位に植生が分布しているかを記録してください。
観察する範囲は「地形編」で示した観察の範囲内で行ってください。

チェック:川の右岸と川の左岸。川の上流側に立って、下流側を見たときに右手にある岸が「右岸」です。
注22 【川の水質】
水の色や川底に付着している藻類の様子から、川の水質を観察してください。栄養分(汚れ)の比較的多い川の場合、川底に緑色の藻類が付着していることが多いです。
またこれ以上汚れがひどくなると「下水菌」と呼ばれる灰色の藻のようなものが付着することが多くなります。この場合にはかなり臭く臭うはずです。
注23 【川の臭い】
下水臭やドブ臭いにおいがするかどうか観察してください。
注24 【川のゴミ】
川底や河岸にゴミが多いか少ないか観察してください。
注25 砂浜で自然観察や釣り、野鳥観察、ビーチコーミング(漂着物を収集したり、漂着物で作品を作ったりすること)、潮干狩り、犬の散歩などをして楽しんでいる人がいるかどうか観察して記録してください。
また、モトクロスバイクや車を乗り入れている人たちがいるかどうかも記入してください。
注26 構造物の配置や背後林の様子・規模、川の流れている様子などをスケッチしましょう。
また背後林については、注13、14で示したような断面図を書いておくと動物の生息環境を判断するときに役に立つ情報になります。








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