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砂浜海岸環境調査 調査票(3)
 (様式1) 
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 注28
 【背後地の土地利用】:国土地理院発行の「土地利用図」など地図・地形図より判読することとするが、現地調査によっても検証、その状況を記述する。
土地利用状況のカテゴリーは主に以下のとおりとする。
「水田」「畑地・耕作地」「果樹園」「草地」
「低層住宅地(高密度)」「低層住宅地(低密度)」
「高層住宅地(高密度)」「高層住宅地(低密度)」
「工業地」「広葉樹林地(単層)」「広葉樹林地(複層)」
「針葉樹林地」「その他」
 注29
 【背後林の構成種】:砂浜の背後に樹林地がある場合(注28の各樹林地)にはその樹林地を構成する樹木の種類を記す。最も優占している樹木または代表的な樹木のみとする。
例えば「コナラ林」「カシワ林」「クロマツ林」
「ニセアカシア林」「ウバメガシ林」「トベラ林」
「ヒサカキ林」「スダジイ林」など
 注30
 【背後林の平均樹高】:目視により、背後林の最も高い部分の平均樹高を計測し、その値を示す。
 【背後林の奥行き】:背後林の奥行きを目視により測定し、その値を示す。
 注31
 【砂浜内の群落の有無】:砂浜内に分布する植物群落(背後林以外の植物群落、主に草本類の群落)の有無を示す。
 【面積】:砂浜内に位置する植物群落の総面積を砂浜に対する割合として「%」で示す。
 【群落の位置】:群落がある場合、どの位置に植物群落が位置しているのかを「注7」で区分したブロックごとに示すとともにその「量」をい5段階の中から選択する。
 【主な群落】:3つのブロックごとに主な植物群落名を記述する。ここでの群落は、ある程度面的にまとまりを持った植物種の集合として捉え、最も優先的に見られる種を群落名とする。
 注32
 【主な植物種】:群落名としては選ばれなかった植物種名が確認(わかる)場合には個々に植物種名を記す。
 注33
 【藻場の有無】:「確認方法」で藻場の存在の有無を示す。
「確認方法」は文献・聞き取り・現地調査によるものとし、その出典(確認方法)を示す。
 【藻場の種類】:藻場の種類についてはフォームに示した7種の藻場の中から選択する。該当しない場合には()内に種類を示す。
 注34
 【文献記録種】:動物類の生息情報について記載のある文献・情報を示し、確認された種名を記す。
主な文献としては、各市町村誌(史)、教育委員会資料等が上げられる。関係する自治体へのヒアリングなどで情報の有無を確認する必要がある。
その他、環境省の「自然環境保全基礎調査(緑の国勢調査)」や国土交通省の「河川水辺の国勢調査」等がある。これらの情報の入手方法などについては以下のホームページなどが参考になる。
URL:http://www.○○○○.●●●.○○○/jp
URL:http://www.○○○○.●●●.○○○/jp
 注35
 【現地確認種】:現地調査により確認した種がある場合に記す。
現地調査の際に、地域住民や市町村関係者、漁業関係者などからの聞き取りにより生息情報が確認された場合にも「現地確認種」として示す。
「確認方法」は以下の方法の中から略字を選択し示すこととする。
「場所」は注7で区分した3ブロックと背後林の4カ所の中から選択する。
確認方法:生体目視確認(目視により動物を確認)→「目視」
フンを確認→「フン」
食痕(クルミなどを割った跡)で確認→「食痕」
足跡で確認→「足跡」
体毛で確認→「毛」
巣穴・巣の確認→「巣」
聞き取り→「聞取」
※「両生類・は虫類」は基本的に「生体目視確認」
「フィールドサイン」 [親指が離れている]
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ニホンザル(本州、四国、九州) 43,97
タイワンザル(下北半島、伊豆大島) 34,96
 
小さい(長さ10cm未満) [前足と後足の指は4本]
爪の跡がつく
ノイヌ(全国) 36,98
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キツネ(全国〉 38,98
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タヌキ(全国〉 40,101
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爪の跡がつかない
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ノネコ(全国) 60,118
出典)「フィールドガイド足跡図鑑」子安和弘著 日経サイエンス社








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