砂浜環境調査票(砂浜のまわり編)の記入上の注意とヒント |
注1 |
【都道府県名】【市町村名】【地先名】【海岸の名前】【俗称】をそれぞれ記入します。 【海岸の名称】は調査する海岸の近くに○○○海岸とかかれた看板が立っていると思いますので、その名前を記入しましょう。 看板が見つからない場合には【俗称】としてなんと呼ばれているのか近所の人に聞いて書き記しましょう。 |
注2 注3 |
【調査年月日】【調査時間帯】は環境調査をするときには非常に大切な項目です。必ず記録しましょう。 また、時間帯は、海の潮位の状態が満潮なのか干潮なのかを知る上で重要です。開始時間 終了時間を記録しましょう。 |
注4 |
【調査者】の欄には調査に当たった【団体名 学校名】と調査に参加した人の名前を記録します。大勢で調査した場合には班長や指導者の名前を書いておきましょう。 |
注5 |
【砂浜のタイプ】 「砂浜のまわり編」では、砂浜のまわりには森があるのか、水鳥たちが餌を採る小川や草地があるのか、砂浜に栄養分を与える川が流れているのかなど砂浜にすむ生き物たちの「器」になる場所や生息条件についての観察です。 最初に、観察する砂浜のタイプを選択します。次ページの「タイプ」から最も近い形の「タイプ」を選んでその番号を記入しましょう。 |
注6 |
【沖合いの構造物】 砂浜の沖合約300m以内までにある消波堤と言われるタイプの構造物があるかどうかを観察してください。消波堤にはテトラポットなどのブロックを組み上げたものとコンクリート製の2種類のタイプがあります。どちらかの構造物がある場合にはその位置(距離)を記入してください。 |
注7 |
【砂浜背後の構造物】 砂浜海岸の陸側に防波堤がある場合には高さを記入してください。防波堤のほとんどはコンクリート製ですが、ブロックを積み上げているような防波堤の場合もあります。にはには下図に示すような構造物があります。どちらかの構造物がある場合にはその高さを記入してください。 |
注8 |
【柵】 砂浜の砂粒が陸側に飛ばないようにするため、木(防砂林 防潮林)を植えますが、苗木を保護するために竹などの柵を作っていることがあります。この柵があるかどうか記録してください。 |
注9 |
【見た目】 注6注7で記入したコンクリートブロック製の構造物が、砂浜の景観上問題となっているか、気にならない程度か観察して選択してください。できるだけ複数の人と話し合って決めて下さい。 |
注10 |
「注9」でどのような点で問題なのか、具体的な理由がある場合にはその理由を記入してください。 |
注11 |
【背後林の有無】 砂浜の陸側の奥に木立があるかどうかを記録してください。1、2本の木があるだけの場合には「なし」としてください。 |
注12 注13 |
【林の状況】【高さの種類】 背後林を構成する樹木の種類数と高さについて記録してください。 樹林地の模式図を示しました。 図の上の樹林地の場合には「林の状況」は「同じ種類の木が多い」、「高さの状況」は「高い木だけ」となります。 図の下の樹林地の場合には「林の状況」は「違う種類の木が多い」、「高さの状況」は「高い木と低い木」となります。これを参考にして森の状況を観察してください。
チェック : 樹林地にはいくつかの形があります。ほとんど同じ種類の木だけで構成されていたり、いろんな木々が混ざって林を作っていたりします。 同じ種類の木だけの場合には、集まってくる昆虫も限られ、また鳥たちも単調な種構成になります。ところが、種類も高さもいろいろある森は餌になる葉や木の実も様々なので、いろいろな昆虫や鳥類が集まってきます。 また木のてっぺんが好きな鳥、森の中間あたりを飛び回るのが好きな鳥、下草の間をピョンピョンはね回るのが好きな鳥など生息空間にも好みがあるので、多種多様な動物たちが集まってくるのです。 |
注14 |
【主な樹種】 木の種類がわかる場合にはここに種名を記録してください。 あまりよくわからない場合には「常緑針葉樹」「落葉広葉樹」「高木のヤナギ類」などと言った記録の仕方でもかまいません。 |
注15 |
【平均樹高】 林の中の概ねの樹高を記録してください。木の高さは人の身長を目安にして測ると測りやすいです。 下の図を参考に記録してみましょう。
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注16 |
【奥行き】 背後林の奥行きを目視で観察して概略の距離を記入してください。 |
注17 |
【ゴミの様子】 背後林の中を歩き、ゴミが多いか少ないか観察してください。 |
注18 |
【砂浜周辺の河川】 調査 観察をする砂浜の中を小川や川が流れている場合には、「ある」とし、その川の名前を記録してください。 川の名前がわからない場合には記録しなくても結構です。 |
注19 |
【川幅】【深さ】 川幅と深さを観察して記録してください。目測で結構です。歩いてわたれる深さの場合には歩測で測定して記録してください。 深さは水深の浅い川の場合には最も深い場所での水深をメジャーで測定してください。ひざ丈を目安にひざ下での測定で結構です。 無理をせず、深くて記録できない場合には記録しないで結構です。 |
注20 |
【川岸の様子−護岸】 右岸と左岸別々に川岸の何%位が護岸に覆われているかを記録してください。 観察する範囲は「地形編」で示した観察の範囲内で行ってください。 |
注21 |
【川岸の様子−植生】 右岸と左岸別々に川岸の何%位に植生が分布しているかを記録してください。 観察する範囲は「地形編」で示した観察の範囲内で行ってください。 チェック : 川の右岸と川の左岸。川の上流側に立って、下流側を見たときに右手にある岸が「右岸」です。 |
注22 |
【川の水質】 水の色や川底に付着している藻類の様子から、川の水質を観察してください。栄養分(汚れ)の比較的多い川の場合、川底に緑色の藻類が付着していることが多いです。 またこれ以上汚れがひどくなると「下水菌」と呼ばれる灰色の藻のようなものが付着することが多くなります。この場合にはかなり臭く臭うはずです。 |
注23 |
【川の臭い】 下水臭やドブ臭いにおいがするかどうか観察してください。 |
注24 |
【川のゴミ】 川底や河岸にゴミが多いか少ないか観察してください。 |
注25 |
砂浜で自然観察や釣り、野鳥観察、ビーチコーミング(漂着物を収集したり、漂着物で作品を作ったりすること)、潮干狩り、犬の散歩などをして楽しんでいる人がいるかどうか観察して記録してください。 また、モトクロスバイクや車を乗り入れている人たちがいるかどうかも記入してください。 |
注26 |
構造物の配置や背後林の様子・規模、川の流れている様子などをスケッチしましょう。 また背後林については、注13、14で示したような断面図を書いておくと動物の生息環境を判断するときに役に立つ情報になります。 |